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[能登屋英里さんのマイルール10] 好きなモノの見える化で気分を上げる。

  • 2023.7.5

いつも目にするモノが気持ちよく並んでいるとそれだけでうれしくなるもの。能登屋さんの自宅には、気分を上げてくれるスポットがいくつも存在します。家族や遊びに来た仲間たちがゆったりリラックスできて、笑顔いっぱいで過ごせる空間。そこには、“心の余白”が生まれる能登屋さんのアイデアが詰まっていました。

【Clear #1】布使いでインテリアにアクセントを。

最近は、〈ieno textile〉との出会いが大きかったのですが、布モノを取り入れたインテリアにハマってます。この布は1サイズ展開で、スペースに合わせて折って長さを調節し、クリップで挟んで吊るすスタイルなので、どんなサイズにも対応できるんです。引っ越しのたびにカーテンを買い替えなくていいし、寸足らずでモヤモヤすることもない。布で遊ぶ感覚があまりなかったので新鮮です。

【Clear #2】キッチンの“見せる収納”で料理の時短を実現。

よく使うキッチンツールはコンロ周りで使うブラック系と水回りで使うシルバー系で分けて、壁掛けタイプの“見せる収納”にしています。壁掛けにしたのは、もともとキッチンが狭かったことと、カフェっぽい雰囲気にしたいという理由があったんですけど、実際やってみたらサッと取れて使いやすいうえに片付けも楽なんです。よく使うモノばかりだから掛けっぱなしでも埃も気にならないですね。

【Clear #3】ツールの色を統一して目の錯覚を作る。

キッチンツールの色を統一すると、一枚の絵みたいな目の錯覚が生じるんです。いろんな色でも計算されたものならワクワクするかもしれないけど、適当に並べられたカラーだと散らかって見えるし、私は心がざわつく。なので、目に入るストレスをなくし、「見せる」を兼ね備えた色の統一感を出すことは意識しています。使う人が気にならないなら色が統一されてなくてもオッケーです。

【Clear #4】植物を置いて心のオアシスに。

植物はもともとコロナ下でハマったのですが、夫が中心になってこまめに手入れしていますね。選んだり、飾る場所を決めるのは私の担当。植物があることでこんなに癒されるとは思わなかったです。日が当たらない場所や、手の届きづらい高さのところはフェイクグリーンも取り入れて楽しんでいます。少しずつ増やして、ジャングルみたいなグリーンに囲まれた部屋にしたいです。

【Clear #5】タオルは決まった色とサイズのモノに。

からだ拭き用に5枚、洗面所&キッチン用に5枚、同じサイズのモノを使用しています。グレー系で色のトーンを使い分けて、締めて見せたいところにはちょっと濃いグレーを取り入れたり、視覚的な効果は常に考えていますね。タオルの色を揃えるだけでも、洗面所のごちゃつきはなくなると思いますし、同じモノだと買い換えるときも一度にまとめて総入れ替えできるのでおすすめです。

【Clear #6】空間を広く見せる主役の照明でインパクトを。

部屋の広さがないと、大きな家具や存在感のあるモノは躊躇しがちですけど、いざ置いてみるとそっちに視線が行くのでむしろ空間を広く見せる効果があるんです。逆にこまごました小物をたくさん置いてしまうと悪目立ちしちゃうことも。この照明は〈ieno textile〉さんのモノ。布なので、大きくても軽やかに見えます。空間=余白じゃなくて、主役があってこその余白なので。

【Clear #7】お気に入りの器は日常的に使う。

フィンランドに行ったときに〈iittala〉のお皿を買ったのをきっかけに、ちょっとずつ買い足してます。日常にデザインを取り入れるっていう〈iittala〉のコンセプトに感銘を受けて。丈夫だから、日常しても割れにくいんです。ほかにもイイホシユミコさんの〈yumiko iihoshi porcelain〉、イイホシユミコさん×鹿児島睦さんのコラボモノなど、好きな作家さんの器は自分たちも使いたいですよね。

【Clear #8】トイレスペースが3 in 1でコンパクトに。

トイレ・洗面所・お風呂が一緒になった落ち着く空間。清潔感を保ちたかったので白の空間にこだわりました。アクセントとしてモルタル壁と、床にはグレーのビニールタイルを採用。実験用シンクやミラーもすべて自分でセレクトしたモノです。シンクは造作で埋め込むことも考えたんですが、むき出しがかっこいいなと思って。あえて蛇口と配管を見せて、カフェの業務用っぽさを出しました。

【Clear #9】好きなアートでインテリアに彩りを。

今日撮影してくださった木村文平さんに以前撮っていただいた我が家の写真をもとに、イラストレーターのKENICHIROさん(Instagram:@papaken_illust)が描いてくださったモノでとても気に入っています。イラストやアートに限らず、壁に好きなモノを飾るのって大事だと思うんですよ。部屋の雰囲気をガラッと変えられますし、気軽に模様替え感覚で楽しめるのもいいですよね。

【Clear #10】コーヒータイムはお気に入りの道具で。

もともと紅茶派だったし飲む専門だったんですけど、コーヒーの世界も奥深くて面白そうだなと思って。周囲にコーヒー好きな友達が多いのでいろいろ教えてもらっています。私は形から入るのが好き(笑)、今は少しずつコーヒーの道具を揃えているところ。コーヒーを淹れる時間から楽しんで、一杯一杯をゆっくり味わいたいですね。お客さんが来たときに喜んでもらえたら最高です。

photo : Bunpei Kimura text & edit : Mana Takemura

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