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75歳以上の保険料が上がる?「老後の健康保険」を安くするには

  • 2023.7.5
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来年から75歳以上の高齢者の保険料が高くなるかもしれない。5月12日に健康保険法の改正案が参議院本会議で可決・成立した。これにより、現在、66万円の後期高齢者医療制度の保険料の上限が、来年には73万円、2025年には80万円になる見通しだ。こういった背景から、保険料を安くしようと考えている人もいるかもしれないが、定年後の健康保険料を安くするには、どうすればよいのか?

■75歳以上の保険料が高くなる?対象は年収いくら以上の人?

75歳以上の高齢者の医療保険料が高くなるかもしれない──。5月12日に健康保険法の改正案が参議院本会議で可決・成立しました。今後どうなるのだろうか。

●上限が66万円から80万まで引き上げられる

2024年度から施行される改正健康保険法は、2年かけて75歳以上の後期高齢者の医療保険料が所得に応じて引き上げられる。

後期高齢者医療制度の保険料の上限は現在、66万円だが、2024年度には73万円、2025年度には80万円に引き上げられる見通し。2026年度以降の負担率は改めて設定される。

また、所得が低い人たちには、制度改正で新たな負担が発生しないよう考慮するという。

対象は、2024年度からは年収211万円を超える人、2025年度からは年収153万円を超える人。75歳以上の高齢者の約4割にあたる。

引き上げられた分は、2023年4月に増額された出産育児一時金(42万円から50万円になった)の財源に当てられるという。社会保障制度を広い世代で支え合う”全世代型改革”の一環だ。

■定年後の健康保険で最もお得なのはどれ?

定年後は今までの保険証は使えず、新たな健康保険に加入しなければならないが、その選択肢は3つ──家族の扶養、任意継続、国民健康保険──あり、医療費の3割負担は変わらないものの保険料が異なるためお得な選び方がある。

●一番お得になるのは?

まず「家族の扶養」に入れないか確かめよう。自分の保険料はゼロで、家族の保険料も変わらないため一番お得だからだ。

家族(配偶者や子供など)の扶養に入るには、その家族が社会保険に加入していて、自分の年収見込み(年金含む)が180万円未満かつ家族の収入の1/2未満であることが必要だ。

加入先によっては1/2未満の条件や、その他の追加要件など独自に決めているケースもあるため事前に確かておこう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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