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サボテン、ジョウロを漢字で書くと?愛知県にはサボテン料理の店がある?

  • 2023.7.5
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砂漠でも枯れずにたくましく育つ「サボテン」はサボテン科の植物です。原産地は北アメリカや中央アメリカの高地や砂漠です。ガーデニングやベランダ菜園で欠かせないのが「ジョウロ」。近年はガーデニングや盆栽ブームに合わせて、陶器、金属、プラスチックなどさまざまな素材のジョウロが販売されています。

この「サボテン」と「ジョウロ」ですが、実は漢字で書けます。どのように書くのでしょうか?

■「サボテン」──日本での生産量1位は愛知県

サボテンは漢字で「仙人掌」と書きます。

仙人掌の表記となったきっかけは、中国漢帝国時代の皇帝が、不老不死の材料を得るために巨大な仙人像を創りあげたことからです。この仙人像がサボテンに似ていたため、仙人掌が「サボテン」を意味するようになりました。

サボテンは日本でも生産が行われており、全国生産量第1位は愛知県です。愛知県では果樹栽培が盛んでしたが、1953年(昭和28年)頃ある農家が真っ赤なサボテンに魅せられ、栽培を始めました。

1959年(昭和34年)に発生した伊勢湾台風で多くの果樹が被害を受けるなか、サボテンは被害が少なかったことから市内でサボテン栽培が広く普及したそうです。

愛知県春日井市内には、日本では珍しいサボテン料理を提供する飲食店や加工食品販売店などがあります。

サボテンはさまざまな食材との相性も良い万能食材で、栄養価が高く、さらに動脈硬化や糖尿病の予防が期待される物質が含まれているそうです。

■「ジョウロ」──ジョウロの由来はポルトガル語から

ジョウロは漢字で「如雨露」と書きます。語源はポルトガル語の水の噴出を意味する「jorro」が由来だといわれています。

東京都墨田区にある、根岸産業が製造する「銅製如雨露」は、日本が世界に誇れる盆栽用ジョウロです。

同社は、神社仏閣の屋根職人だった初代が1944年に創業。2代目が銅、真ちゅう、ステンレスのジョウロの製造を始めました。

伝統の技が結集したジョウロは一つひとつ手作りで、修理も可能なため、国内外の盆栽愛好家からは長く愛用できると人気です。

銅製のジョウロは、銅の殺菌力で水が腐りにくく、銅イオンの効果で盆栽の苔の生育が良くなるなどのメリットがあるといわれています。

根岸産業の「銅製如雨露」は、墨田区が行う「すみだモダン」の商品部門でブランド認証を受けています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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