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「精子をください」と言われた男は…セックスと恋愛との微妙な関係描く『きみとまた』予告編が身に染みる

  • 2023.7.10
「精子をください」と言われた男は…セックスと恋愛との微妙な関係描く『きみとまた』予告編が身に染みる
(C)2023 キングレコード

「愛しているがゆえにセックスをしない」という共通したテーマで作品を生み出してきた新鋭監督・葉名恒星の商業デビュー作『きみとまた』より、本作の予告編を紹介する。

セックスができない男とセックスレスに悩む女の不思議な交友描く

愛しているからセックスをしたくない。それが原因で別れた恋人アキを未だに忘れられないでいる自主映画監督のまるお。自身の体験を基に新作映画を撮ろうとするが脚本に行き詰ってしまう。なぜアキを抱けなかったのか。自らも答えを出せないと問いに向き合うためアキに会う決心をするまるお。

一方のアキはサラリーマンの田頭と結婚しているが、子どもは欲しいのにセックスレスの夫婦関係に悩んでいた。久しぶりに再会するまるおとアキ。まだアキの事を忘れられないまるおに対し、アキは別れ際に言う。「まるおの精子をください」。

恋人とセックスをしたくないことが原因で別れてしまった青年と、かつての彼の恋人でいまは夫とのセックスレスに悩む女性との不思議な交友を描く本作。

昔の恋人のことを未だに忘れられずにいる自主映画監督・まるお役で主演を務めるのは平井亜門。現在放送中のテレビドラマ『ガチ恋粘着獣』ではメインロールのYouTuberに対して挑戦的な態度で執拗に迫り地位を脅かすライバル配信者として登場し話題沸騰中、映画『左様なら』『アルプススタンドのはしの方』で注目され、『神田川のふたり』、『MOON and GOLDFISH』と主演作が続く若手ホープの彼が、葉名監督自身を投影した主人公をみずみずしく演じる。

まるおが思い続けるアキを演じるのは、テレビ、舞台で活躍中の新進女優・伊藤早紀。子どもを望みながらも夫とセックスレスに悩み元恋人に突飛なお願いをする難役に体当たりで挑む。その他、長村航希、丸純子、冨手麻妙、仁科亜季子らが脇を固める。

公開となった予告編は、「好きだから、抱けない男」と大きく書かれたホワイトボードを眺める主人公・まるお(平井亜門)のケータイが鳴り、電話をとるところから始まる。

自主映画監督のまるおはかつての恋人アキ(伊藤早紀)と再会し、彼女と再び向き合うことで彼女が対峙する切実な問題や、彼自身の内に秘めた想いと直面していく。手探りで自分たちの気持ち、願いをカタチにしていこうとするふたり。彼らの恋の行方は? そして彼らはそれぞれの人生において、どんな選択をしていくのか?

『きみとまた』は8月18日より全国順次公開。

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