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【渋谷】メリーチョコレートの「ルルメリー」初路面店!目でも味わう花のようなショコラ実食ルポ

  • 2023.7.4

日本のチョコレートの文化を築いた「メリーチョコレート(Mary Chocolate)」から誕生した新ブランド「ルル メリー(RURU MARY'S)」。これまで、各地の百貨店や蔦屋書店でPOPUP販売されていましたが、2023年6月21日(水)に渋谷に初の路面店をオープンしました。今回は、オープン前に内覧会を訪問したので、ブランドの世界観とレトロで新しい新作チョコレートを紹介します。

 

 

「ルル メリー」初の路面店オープン

1950年(昭和25年)に、東京・渋谷で創業した「メリーチョコレート」。世界最大のチョコレート展でも称賛され、贈り物にも喜ばれる日本生まれのチョコレートブランドです。

そんな長年愛されている「メリーチョコレート」から2017年に誕生した新ブランド「ルル メリー(RURU MARY'S)」。「ルル(縷々)」とは「細く長く、絶えず続くさま」を表し、「ゆったり流れる縷々とした時間をスイーツとともに過ごしてほしい」という思いがこめられています。草花や木々をモチーフにした世界観が特徴で、チョコレート好きに注目されているブランドです。

渋谷駅からも近い青山通り沿いに、2023年6月21日(水)、ついにオープンした初の路面店「ルル メリー 青山通り店」。ブランドのロゴやパッケージをデザインしたアートディレクターの川上恵莉子さんが店舗のデザインも手がけています。森をイメージした深い緑の壁に花柄パッケージの商品を飾り、「ルル メリー」の世界に満ちた空間に……。

アンティーク家具の脚をイメージした柱や金の飾り棚が目を引き、外観も内装も一見、チョコレート屋さんと思えないほど優雅です。

新作チョコレート「ルル ショコラ」

注目は新作チョコレート「ルル ショコラ」。フレーバーは、ナッツやフルーツを使った全10種類(各税込378円)です。開発者の奥谷さんいわく、「ありきたりでない、何度も味わいたくなるオンリーワンの商品に」との思いで、20年前のメリーチョコレートのボンボンショコラにインスピレーションを得て開発。過去に販売していたショコラもリバイバルされています。1粒ごとに新しい味わいと出会えるだけでなく、長年のファンにとってもうれしいサプライズ。

3個以上から好みのショコラをギフトBOXに詰めてくれます(3個入1,134円、4個入1,512円、5個入1,890円、8個入3,024円、10個入3,780円/すべて税込)。仕切り板がないので、ショコラがギュッと寄り添う可愛らしいBOXです(賞味期限は8日間)。

ブランドのロゴマークやバラの細工を施したキラキラ輝くBOX。開けると森の緑がショコラを覆っていて、食べる前から視覚的にもワクワクと楽しませてくれます。

細かく描かれた1個ずつ異なるデザインは、まるで森の中で花々を見つけたように心豊かになります。まずは目でも食す文化のある日本人ならではの発想!

黄色いチューリップ模様の「キャラメル」(奥右)は、ミルクチョコレートとキャラメルがほろ苦く、深い余韻を残す大人味。バラを描いた「ローズミルクティー」(手前)は、あえてフルーツと組み合わせず、アールグレイの紅茶とバラが華やかに共演するショコラをゆったりと楽しめます。「あまおう苺」(左)は、香料は一切使用せずピューレとパウダーを使っているので、苺の甘みも香りも強く、その存在感をホワイトチョコレートが引き立てています。

白い飾りで品のある「レザン」(左)はミルクチョコレートに洋酒がほのかに香る奥深いヨーロピアンな味わい。チョコレートケーキのような「ジャンドゥヤフリュイ」(右)は、スイートチョコレートのコーティングの下に細かなレーズン・クランベリー・オレンジのドライフルーツを忍ばせてあり、柑橘がオシャレに香ります。白い線と黄色が爽やかな「パッションアプリコット」(手前)は、ミルクチョコレートにフルーティーなアプリコットの香りがパァッと広がります。

白色の「オレンジ」(左)は、ホワイトチョコレートが柑橘を優しく包みむ清々しくて甘い1粒。ピスタチオを飾った「ピスタチオ」(右)は、ミルクチョコレートとナッティなやわらかなハーモニーに心奪われます。

ケーキのような「フランボワーズ」(手前)は、ビタースイートなチョコレートを甘酸っぱいベリーが締めくくる凛々しい味わい。ショコラの中が見える珍しいタイプの「ジャンドゥヤナッツ」(左)。薄いマジパンでくるんであり、ミルクチョコレートとナッツの風味、フィアンティーヌのシャクシャクッとした食感が新鮮!

1粒も大きくてケーキのようにリッチなショコラたち。フルーツ系は主張しずぎずチョコが主役で、チョコ好きが満足するよう計算されていることが感じられます!

店舗限定パッケージ「ショコラサブレ」

これまでも販売している「ショコラサブレ」も店舗限定パッケージが登場しています。

青山通り店限定パッケージ・数量限定「ショコラサブレ(グリーン)」(2枚入/税込410円)。ナッツを2粒のせてチョコレートでコーティングしたクッキー。ミルクチョコレートとマカダミアナッツ(左)、スイートチョコレートとヘーゼルナッツ(右)の2種類。

サクッと軽やかなバタークッキーと、丸ごとのナッツという、素材感に加え、くちどけなめらかなチョコレートもしっかり味わえます。1枚ずつ個包装で特別感もあり、2〜24枚入が用意されています(購入から30日以上ある商品を販売)*夏季は24枚入・16枚入は販売休止。

ショコラテリーヌや手のひらサイズのガトーなども

ベネズエラ産のカカオマス使用のカカオ分75%のチョコレート、北海道産バター、砂糖、卵、というシンプル素材で作った「ショコラテリーヌ」。火の通り具合にもこだわっており、カカオの香りも味わいも濃厚で思わず言葉を失いました……。

(奥から)「ショコラテリーヌ」(税込2,268円)、糖蜜漬けのオレンジスライスをのせた「ショコラテリーヌオランジュ」(税込2,808円)、ブランデーに漬け込んだグリオットチェリーをのせた「ショコラテリーヌグリオット」(税込2,808円)の3種類(冷凍商品のため、賞味期限は解凍日を含め5日以内)。

発酵バターやショコラなどの手のひらサイズのガトーや、季節限定のサブレなどもあり。ふたを開けたらお花が登場するモノクロBOXもセンスが光っています。

各お菓子は、少数からギフトBOXまで形態が多様で、お店にいるだけで、お花に包まれているように癒やされました。

世代を越えて愛される予感

ちなみに、文筆家の甲斐みのりさんも「ルル メリー」には思い入れもあり、SNSに 「#勝手にルルメリーファン クラブ」という投稿を続けているほど、ブランド誕生以来大好きとのこと。

青山通り店のショップカードは、ラベンダーやバラなど花を描いたシールタイプなので、訪れた日の思い出を手帳に貼ってもよさそう。メリーチョコレート創業70年以上の歴史が育んできた感性には、懐かしさと真心が感じられます。ルル メリー 青山通り店は、世代を超えて皆を幸せでつなげてくれそうです。

ルル メリー 青山通り店

住所:東京都渋谷区渋谷1-7-4 青山小林ビル 1F

問い合わせ(お客様相談室):03-3763-0361(受付9:00~17:00/土・日・祝日を除く)

営業時間:11:00~19:00(平日・土曜)、11:00~18:00(日曜・祝日)

定休日:火曜・年末年始

*営業時間と休業日は変更する場合あり(公式SNSにて告知予定)

*キャッシュレス決済(現金支払い不可)

交通:「渋谷駅」B5出口から徒歩約6分、東京メトロ「表参道駅」B2出口から徒歩役8分

[all photos by kurisencho]

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