苦手な人が多そう…近所関係、妻に任せる？夫婦で分担？男女600人回答

隣人・近隣トラブルの予防や対策を行うトナリスク（東京都豊島区）が、近所関係における夫婦の役割分担に関する調査を実施しました。

「隣人関係がない」が3割超

調査は5月9日から同月16日にかけて、24歳から93歳の既婚者の男女を対象に実施。659人から有効回答を得ています。

「夫婦のどちらがご近所関係の役割を担っていますか？」と尋ねたところ、「夫婦それぞれ」（30.0％）が最も多く、次いで「どちらも隣人関係がない」（31.3％）、「妻がメイン」（29.9％）と続きました。近所の人と交流していない人が多いのも分かります。

夫婦でそれぞれ隣人関係を担っている人からは、「町内会は男性が多いので夫の私が担当、隣近所のお付き合いは奥さん同士が多いので妻が担当」（50代男性）、「近所の付き合いは基本的には妻、自治会や防災の活動は夫」（70代男性）といったコメントが集まっています。町内会や防災などの実務的な役割は夫、人付き合いは妻に任せているようです。

妻がメインで隣人関係を担っていると答えた人からは、「隣人さんとは顔見知りであいさつ、世間話を少しする程度です。主人は仕事で家を空けている時間が長いので、必然的に私が町内会費を集めたりしています」（30代女性）、「妻は専業主婦だし、人付き合いも得意なので、基本的に妻に任せている。私はずっと仕事で忙しかったのでほとんどやっていなかったが、今はほぼリタイア状態で家にいる時間も増えたので、これからは少しやっていこうかと思っている」（60代男性）といった回答が集まりました。

一方、夫がメインで隣人関係を担っているという人からは、「私は人見知りなのであいさつ程度。夫は人見知りしないのでよく話しています。おかげで助かっています」（30代女性）、「夫の方が社交的なので、連絡事項のようなことがあれば夫が対応している」（50代女性）というコメントが寄せられています。夫婦のどちらかに近所関係を任せる理由として、「社交性」「多忙」が多いのが分かります。

オトナンサー編集部