1. トップ
  2. レシピ
  3. ガーデンイメージの夏の飲み物をつくって栄養補給&気分もリフレッシュ!

ガーデンイメージの夏の飲み物をつくって栄養補給&気分もリフレッシュ!

  • 2023.7.3

食欲がわかない夏にぴったりの飲み物レシピを3種類ご紹介します。レシピの考案は、ライフスタイルとしてのガーデニングを提唱する「マイ・ガーデニング・オフィス」を主宰する岡井路子さん。神奈川県横浜市の郊外にある農園で、一年中、野菜とハーブを育てながら、旬の野菜を主役にした料理レシピを数々提案して人気の岡井さんに、夏に美味しいガーデンイメージの飲み物レシピを教えていただきます。

栄養をぎゅっと濃縮した赤い飲み物

Davis Dorss/Shutterstock.com

目にも鮮やかで、しっかり栄養補給ができる飲むサラダ「ガスパチョ」。スペインの南部、アンダルシア地方生まれの冷製スープです。トマトの爽やかな酸味とピーマンやキュウリなどの夏野菜も入った、夏が旬の飲み物。庭の摘みたてトマトや夏野菜を使ったら、我が家の味になりますね。

Prostock-studio/Shutterstock.com

夏になるとガスパチョを何度もつくるという“ガスパチョマスター”の岡井さんのレシピは、でき上がりが1.5ℓと多めですが、水筒で持ち運んで、出かけた先の仕事仲間や友人たちとシェアするのが定番。みんなと旬の味を分かち合えるガスパチョのレシピです。

How to cook

材料(1.5ℓ分)
完熟トマト 大4〜5個、ピーマン 小1個(大1/2個)、キュウリ 1本(皮をむく)、フランスパン 2切れ(食パンの場合は1枚)、水 100〜150㎖、オリーブオイル 80〜100㎖、ビネガー 大さじ2〜3、塩 少々

  1.  野菜とパンを適当なサイズに切り、すべての材料をミキサーに入れる。
  2. 1を、もったりと乳化するまで1分以上攪拌する。
  3. 器に注いだら、少し残しておいたトマトとキュウリ、ピーマンのみじん切りを浮かべる。仕上げにオリーブオイルを垂らすと、風味も増して美味しい!
sarsmis/Shutterstock.com

注ぐグラスを変えたり、トッピングもひと工夫すると、ぐっとお食事感が増すので、夏のパーティーの前菜にもぴったり。小さく刻んだキュウリやトマト、パプリカを上に散らして彩りよく、最後にバジルとオリーブオイルを垂らせば完璧です。

ジャガイモの冷製スープを簡単アレンジ

NoirChocolate/Shutterstock.com

夏の冷製スープの定番といえば、「ヴィシソワーズ」。誕生は1917年6月、ニューヨークの「ザ・リッツ・カールトン」屋上のレストラン「ルーフ・ガーデン」のオープンに合わせて導入された一品で、フランス中央部にあるヴィシー出身のルイ・ディアシェフにより考案されたスープです。シェフの母がつくったジャガイモとポロネギのスープに、夏の暑い日、冷たい牛乳を入れてもらったことが「ヴィシソワーズ」誕生のきっかけだったそう。

Iuliia Timofeeva/Shutterstock.com

ポルトガルでは、ジャガイモを使ったスープに、ケールとチョリソーが入る、緑のスープという意味の「カルド・ヴェルデ」が国民食。この「カルド・ヴェルデ」を日本でつくりやすくアレンジした岡井流、ポルトガルの黄色いスープのレシピをご紹介します。

How to cook

材料(4〜5人分)
ジャガイモ 3個、タマネギ 1個、オリーブオイル 100㏄、ニンニク 1片、水 4カップ(800㏄)、塩 小さじ2

  1. すべての材料を鍋に入れて、中火でコトコト煮る。
  2. 具材が柔らかくなったらそのまま置き、粗熱が取れたらブレンダーなどでポタージュ状にしてでき上がり。
  3. 器に注いだら、オリーブオイルをひと垂らしすると美味しさアップ。

ポルトガルでは熱々で飲まれていますが、冷やして夏のスープとしてもオススメです。

ノンアルコールのモヒート風緑のドリンク

岡井さんが丹精する野菜畑では、夏にはミントが青々、たっぷり茂ります。生育旺盛なミントは切り戻すのもお手入れの一つ。花が咲き進むと葉が硬くなるので、花が咲いた頃が切り戻しのタイミング。香り高いフレッシュミントとライムの酸味が利いた、夏の疲れを癒してくれるノンアルコールドリンクのレシピをご紹介します。

How to cook

材料(1杯分)
砂糖 グラスに1cmほど、ライム 1/2個、ミント ひとつかみ、炭酸水、氷

1.グラスに砂糖を1cmほど入れ、ライムを小さめにカットし、ミントの葉を茎から外しておく。

2.砂糖、ライム、ミントを入れたら、マッシャーやすりこぎでミントとライムを潰す。

3.グラスをしっかり持ってギュッ、ギュッと潰す。ライムのジュースが出てきたら、ミントの香りが立ち、グラスの底の砂糖もとけ始めます。割れないように、厚手の丈夫なグラスを使うとよいでしょう。

4.しっかり絞れたら炭酸を注ぐ。氷を入れてよく混ぜたらできあがり。2杯目からは、砂糖やミント、ライムの量を調整して、自分好みの味にしてください。

Credit
レシピ考案・料理 / 岡井路子 - ガーデニングカウンセラー -

おかい・みちこ/ライフスタイルとしてのガーデニングを提唱する「マイ・ガーデニング・オフィス」を主宰。オリーブの栽培法と楽しみ方を日本に伝えた『まるごとわかるオリーブの本 育てる・食べる・楽しむ』の著者。NHKテレビやラジオのほか、セミナーなどで活躍中。

文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

元記事で読む
次の記事
の記事をもっとみる