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「付き合う前にしちゃった…」都合のいい女から本命昇格する「たった一つの方法」

  • 2023.7.1

婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします! 今回は出会った男性とカラダの関係から始まった、42歳バツイチ女性のお悩み。

都合のいい女から本命昇格する方法はある?

『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。
みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!

さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。

お悩み:アプリで出会った男性と、2度目のデートでカラダの関係を持ちました。「カラダの相性も含めていろいろ知ってからじゃないと付き合えない」と言われて、私も彼も離婚歴のある40代だしもったいぶる年齢でもないか…と思って自ら同意してのことです。

しかしその夜以降、彼からの連絡は「今から家来れる?」など深夜の急な呼び出しばかり…。さすがにありえないので断るのですが、別で食事に誘ってもことごとくスルーされています。

自分でも「俺はモテる」と豪語していましたが、確かに魅力的な人です。私としてはまた会いたいし、本命になりたい。この先どうすれば真面目なお付き合いができると思いますか? (42歳・会社員)

「カラダの相性を知ってからじゃないと」ーー男の本音は?

単刀直入に言います。現状からの本命昇格はーー正直、至難の業です。

相談者さんは「離婚歴のある40代同士だし」とか「もったいぶる年齢じゃない」とかもっともらしい言い訳を並べて正当化していますが、結局のところ雰囲気と欲に流されたのですよね。

軽い流れで行為に及んだら、軽く扱われるのは当然のことです。案の定、その後の彼からの連絡は深夜の呼び出しオンリーで、デートの約束がしたくて食事に誘ってもことごとくスルーという有様…。完全に、都合のいい女扱いです。

しかしそういう立場に自分を貶めたのは、他ならぬ相談者さんご自身だということを今後のために肝に銘じて頂きたいです。

「カラダの相性を知ってからじゃないと付き合えない」ーーこんなことを言う彼に、相談者さんは毅然と怒るべきでした。なぜ女性がいろんな意味でのリスクを負って“味見”に付き合わないといけないのか、疑問を抱きませんでしたか?

「相性を知ってから」発言に潜む男側の本音は【付き合う気はないけどセックスしたい】です。つまり彼は最初から、相談者さんと付き合う気などないんです。

味見できる女は、本命になれない

40代だろうが離婚歴があろうが相手がモテる男性であろうが、真面目なお付き合いがしたいなら、最初から真面目に向き合わないと本命枠から外れます。

“味見”できる女に成り下がってしまったが最後、男性はその女性に時間もお金も労力も使いません。どれだけ仲が深まろうと都合のいい女のまま、扱いが変わることはないでしょう。冒頭でお伝えした通り、そこからの本命昇格は難易度MAXです。

とはいえ、相談者さんには少し冷静になってもらいたいところ。彼は「俺はモテる」と豪語していたそうですが、少なくとも相談者さんに対してこんなにも失礼な言動をとる男性ですよ…?

まったく素敵とは思えませんし、私には追いかける価値が見出せないのですが、それでもどうしても彼と付き合いたいと言うならーー方法は一つです。

半年以上の時間を置いて、いったん関係性をリセットしてください。

連絡せず、もちろん会わず、彼の中での相談者さん像が薄れるのを待ってください。できればその間に、見た目も中身もイメージチェンジ(バージョンアップ)を図っておきましょう。

過去の自分とは別人となって、出会いからやり直すんです。そして言うまでもなく、次のチャンスでは絶対に味見などさせないでくださいね。

筆者紹介

安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営
慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。

©Witthaya Prasongsin/Getty Images

文・安本由佳

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