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【京都ツウ】小川治兵衛名勝庭園と工芸銘品☆開館20周年特別展「並河靖之七宝記念館」

  • 2023.7.2

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区、三条白川上がった場所にある工芸美術館。七宝の魅力と歴史的建造物、名勝庭園と盛りだくさんに楽しめる記念館。

七宝の魅力と小川治兵衛の名勝庭園にハマる大人の京都スポット

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東山区三条白川上がった場所。静かで古い佇まいのお屋敷や町並み残るエリア。そこに、前から入館してみたかった施設『並河靖之七宝記念館』があります。昨年は文化財の保存修理のため休館されていましたが、今年開館20周年を迎えられ、現在春季特別展「並河靖之の世界観 七宝と建物」が開催中。

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こちらの建物は明治期から昭和初期に活躍した日本を代表する七宝家・並河靖之の自宅兼工場の町屋で、約130点の作品を収蔵する記念館。さらに名勝指定される「植治」こと小川治兵衛作庭の庭園もあります。この機会に七宝の銘品鑑賞とともに、歴史的建造物とお庭を拝見しようとやってきました。

七宝とは、銅などの金属の素地にガラス質の釉薬をのせて焼きつけて装飾する技法。七宝焼は私が子供の頃アクセサリーや花瓶などに広く活用される工芸品として認識していました。

今回の特別展の展示品についてはもちろん撮影禁止ではありますが、館内の庭園や建物の全体像の撮影は可能とのこと。国登録有形文化財となった七宝・下画・製作道具類に加え、並河家に伝わる靖之ゆかりの品々が展示。七宝の微細な金属線と釉薬で描かれた花鳥風月。焼き物でありながら、宝飾品とも言えるその色彩美に息をのむほど。そして、その絵柄があまりにも微細かつ精巧であるため、人によっては拡大鏡など持参されることをオススメします(笑)

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お庭を巡回しながら表屋・主屋・旧工房・旧窯場を見学する順路になっています。建物は明治27年に建てられ、国登録有形文化財に指定。外観は大規模な表屋造で京都の伝統的な商家の構え。

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建物の周りは「植治」こと七代目・小川治兵衛が作庭した「水の庭」。琵琶湖疏水を利用した小川治兵衛の真骨頂とも言うべき造園。

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余談ですが、この並河靖之七宝記念館のお隣に小川治兵衛邸があり、ご近所さんだったんですね(笑)

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建物が池の上に建ち、まるで水辺に浮かんでいるような浮遊感も味わえる造り。なんとも素敵な空間。

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どこを切り取っても絵になる空間。

日本の至宝とも呼べる七宝銘品の数々と小川治兵衛の名勝庭園をダブルで見学できる貴重な記念館。近くBS朝日『あなたの知らない京都旅』という番組でも女優・賀来千香子さんがナビゲーターとして紹介されるとか。賀来千香子さん、根っからの京都好きですね。以前、とあるお蕎麦屋さんでもプライベートでお見掛けしました。余談ですが(笑)

大人の京都旅がしたいと思う方や京都通が喜ぶスポット。ぜひ、ご参考に。

詳細情報

名称:並河靖之七宝記念館
場所:京都市東山区三条通北裏白川筋東入堀池町388
電話:075-752-3277
開館時間:10時00分~16時30分(入館は16時00分まで)
休館日:月曜日・木曜日(祝日の場合は翌日に振替)、夏季・冬季長期休館あり
入館料:大人1000円
公式サイト:https://namikawa-kyoto.jp/index.html

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