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「女がやって当然!」退職後、家でも管理職風に振る舞う夫と意見が合わないときの私の対応は【体験談】

  • 2023.7.1

わが家は日々、価値観の違いによる夫婦のいざこざが絶えません。管理職だった夫が退職し、家の中でも管理職風に振る舞うことが原因です。夫がだんだんキレるシニアになりつつある……そんな私の夫への対応をお話しします。

管理職風に振る舞う夫への対応

実母や義母の介護問題で意見が違う

義母は「要介護4」で施設に入居しています。私の実母は同居中なのですが、だんだん物忘れが増えてきました。ただ、現在の住まいは母の生まれ育った家で、まだサポートすればなんとか生活できます。そんな母のことを「施設に入れて俺の食事や生活についてもっと手伝え」と言ってきます。

すでに私自身、気力・体力に自信のないアラフィフ世代。キャパもありませんし、母が要支援の今、施設に入居させても、会いに行く手間や世話が増えることを考えると、もう少し頑張れるうちはこのまま在宅のほうが私はラクです。母はもう少し在宅で見ると彼に伝えると、今度は現在施設に入れている義母に関しても引き取って一緒に世話するように言い始めました。

夫は私より自由な時間があるのだから、もっと小学生の子ども2人の面倒を見てほしいし、自分の母親のことは自分でやれるはず。しかも、私がいっぱいいっぱいなのも毎日の生活の中でわかっているはずです。私がキャパ的に無理なことは「私にはできない」「もう少し助けてほしい」と素直に伝えていますが、彼は私との10歳の年齢差で「若いんだからできるだろう」「お前は女だろ」と思っている節があるのです。

「自分が健康なら家族も幸せ」という夫の勝手な思い込み

当時夫は早期退職で暇になり、新型コロナウイルスが怖くて家にこもりっきり。趣味もなく友だちもいない。そんな夫の「お友だち」はテレビとYouTubeです。

仕事がなくなると大事にしたいのは「健康」になってくるようで、寿命が尽きるのがすごく怖いようです。そのため、テレビやネットで健康番組は欠かさずチェック。健康維持に良いと言われるものは必ず取り入れたいと、狭い家の中に健康維持のためのマシンが増えてきました。

と同時に、毎日の食生活への注文も増えました。アボカドやバナナ、なつめ、ヨーグルト、納豆、煮豆など……。体に良いのはわかりますが、自分はテレビの前に座りっぱなし。食べ盛りの子どもと母もいて食事作りに大変な私に言う前に、自分が好きなものを自分で買いに行けばいいのに。バナナがなければ今すぐ買ってこい、このヨーグルトじゃなきゃダメだなどと言われると、彼が健康を維持しようとするほど、私が不健康になるような気さえします。彼の言うなりに動いていたら私が倒れてしまう。そう思うこともたびたびです。

夫と意見が違う場合、私は「無視」

夫と意見が同じだったら、こんなにもめないはずのいろいろな場面。ですが、夫の意見にどうしても「耳順う(みみしたがう)」というわけにはいかないのが私です。きっと従順とは正反対にいる妻なのでしょう……。しかし「嫁が、女がやって当然」という考え方があまりに前時代的な気がして溜息しか出ません。

アラフィフになって感じるのは「昔より体力がなくなり、無理して頑張るのがしんどい」ということ。家事でも仕事でも、苦手分野を克服しようと頑張ってきた時期もありましたが、もう気力も体力もついていけなくなっています。そして、「残された人生だってどれだけ長いかわからないのだから、人に振り回されずに自分の目で見たものを信じていきたい」ということです。私にとって夫は、同居人ではあるものの協調できる相手ではなくなってきました。

彼のもともとの性格に加えて、仕事を辞めて理性を効かせるストッパーがなくなってから余計に家族に自分の考えを押し付けるようになりました。彼の意見が「ちょっとおかしい」と思ったことに関しては、彼が何と言おうと私は自分の信じる道を進むことにします。もちろん家庭内で価値観が分かれることはストレスですが、彼の言いなりの自分でいることもストレスなのです。

まとめ

夫婦の意見の相違は、年を重ね、社会性から離れるほど増える気がしています。また、人は年を取ればおおらかになるのかと思っていましたが、夫は若いときより考え方に柔軟性がなくなりました。私自身アラフィフで自分の人生も後半戦になった今、自分の目で見て考えて、自分で生き方を決めるという方針が自分の中で明確になりました。

夫の意見は参考にしますが、あくまでそれに振り回されて自分の考えを押し殺さないようにしていきたいのです。そして夫と意見が違う場合は、冷静に判断して自分の信じる道を選んでいきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:みやまこ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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