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惑星は身体のそれぞれの部位と関係がある!

  • 2023.7.1

困った、困った、本当に困った。今回は5月号からの続きのお話で、ノン・フィクションです。内容は「脚が痛い」シリーズpartⅡなので、もしかしたらこれって愚痴かも? こんなスタートでごめんなさい。痛い脚をひきずりながら修行の旅を続けているエミールです。 タロット・カード「愚者」みたいかな。

「え? まだ、その痛み解決していませんか? 加齢とともに痛む、膝・腰には当社おススメのイタタタ錠。一日3回二錠ずつ飲むだけで、自然に痛みが和らぎます」 な~んて感じのCMを耳が拾い、意識するようになってきたのが5月号のあたりなので、ここで解決していないということは、どうやら今、私は「魔王」から、なんらかのお試しをうけているようだ。

デリク・パーカージュリア・パーカー夫妻訳本「定本西洋占星術」(1975年刊行)の中にある「解剖学と惑星」によれば、“中世の時代には、惑星は身体のそれぞれの部位と関係がある”とされていた。

では、脚は?といえば、左右を支配する惑星が異なり、左は海王星、右脚は火星が関連。 海王星は神経系に影響を、火星は筋肉そのものをダイレクトに支配している。

では、12星座的にはどうでしょう。

全身の中で脚の担当は、射手座と山羊座。 いて座は運動不足からのアクシデント、やぎ座は骨の担当で整形外科的要素を含むアクシデントの暗示、と記述されています。

ここで情報を整理すると、脚のアクシデントを抱えている私に該当する要素は、惑星的には火星であり、星座的にはやぎ座ということになる。 中世の人たちはこのような占星術を使って治療の参考にしていたのでしょうか?

おそらく、これは人体自体がミクロコスモスという考え方から、全身には星座が散らばり、惑星たちが体に投影して影響を及ぼしているという考え方なのでしょうが、それにしても不思議なこと。

さて、このパーカー夫妻からの情報による処方箋はといえば、運動療法をメインにしたボーン強化。 まさにコツコツやるしかない!と、この結果に至るが、ここで座右の銘が「まっ、いっか」と志が極めて低いわたし。

がしかし、冒頭にも書いたように「魔王」からのお試しに何らかの答を出さなければならない。

しかし、痛みによる拘束で行動がままならない。 そんな時の頓服は、まずは、一旦、寝てしまう。 寝る前には美味しいものをたくさん食べて、大満足してから悠々と眠りにつく。 豪快なくらい寝ると頭がすっきりして、とてもアグレッシブになっている。 さぁ、このタイミングだ!

紙に大きな字で努力目標を書く。 そして下の方に小さく「まっ、いっか」などなど…ここは、少し自分をあまやかすようなコーナー。

☆アッその昔、この設定と似ているケースがあって、友人数人と何か努力しなければならない状況が迫り、「みんなで紙に大きく書いて張っておこう!」ということに。

でも、時には自分へのいたわりを込めて、「ズルも時々オッケー」みたいなことを、小さく書いておこうということになった。 で…、その中の一人が書いた「バカヤロー!」もうこれには、みんな大爆笑。

で、話をもとに戻して、本題はここからです。

人生は、もしかしたら痛みの連続のような部分があるのではないだろうか、と思ったこと。 まずは読者のみなさんに、このことをお伝えしたい。 身体的なことばかりではなく、心の痛みや、魂の痛み、他の人が受けている痛みに関する自分のとらえ方。

そんな様々なことを考えている時の自分の心は、とてつもなく飛躍し、クリエイティブになり、自由そのもの。 痛みは現実社会での自由を拘束するが、心までは拘束できない。

そして、痛い身体や心と自由のシャッフルから、なにか確かなものが生まれてくる。 もしかしたら痛みをテコにして、心を遠くまで跳ばすことができるのかもしれない。

今回は近況報告からスタートして前文が長なりましたが、ここからが本当にお伝えしたかった部分。 私の脚の痛みは比喩として実話を使ったけれど、傷ついて心が痛い人たちへの星のカルテ。

①思いつめず美味しいものを食べてまずはよく眠る。

②お日様に「おはよう」をしたら、大きな紙に書いてみる。頑張るでも、努力でもなんでもよい。まずは前向きな宣言を。

③その次に頑張ることが疲れた時へのエスケープとして、小さな字で気がゆるむ一言を書く。もちろん、ここはバカヤロー! でもよろしい。(が、日々、常套句としないように)

④ここで楽しくこの神…、もとに戻って、紙を張りだす。これで魔王への、ご挨拶対策を終了。できれば紙面が東の方を向くようにする。魔王は、太陽が昇る東の道をいつも眺めているのだから!

ここは妄想少女だった私の子供の頃の勝手な想像だが、魔王は太陽にあこがれている。 それなのに、自分から言い出せないのだ。

そして人間たちに痛みや苦しみなど、とんでもない試練を送ってくる。 だから、私たちは太陽に向かって祈りをささげる。 早く良くなりますようにと。

そんな人間たちを見つめながら魔王も考えているのだ。 「この痛み力を使って、なんとか気づいておくれ、早く気がついた順番に解放するから」と。

そして魔王も太陽に向かってコッソリ祈っている。 「私がかけた痛みの魔法を、解いてやってくだい…」と。

今、どこか痛い人、心がずきずきしてとまらない人。 人生に痛みはつきもの。 でも痛みの魔王も、人間たちに痛みを与えている、そんな自分自身からの痛みで、もっと痛いのかもしれません。

いつも自分を支えてくれている、あの人のためにも、しっかりとサポートをしてくれる、あの人のためにも。 そして、かわいそうな魔王のためにもコツコツ頑張ります。

時折 「まっ、いっか」 と言いながら。

今、新宿御苑ではタイサンボクの花が、にっこりとほほ笑んでいるのだそう。 一日も早く会いにいきたいなぁ。

エミール

▲今年は見に行けないので一昨年の写真です、新宿御苑に咲くタイサンボクの花

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

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