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「正直、泣きそうです。」【花屋さんに聞いた】忘れられないお客さんの『エピソード』とは?

  • 2023.6.30

お祝いや記念日にお花をもらうと嬉しくなりますよね♡ 今回は、お花屋さんの友人に聞いた思わず笑顔になれちゃう『お客さんほっこりエピソード』をご紹介します。

母の日の小さなお客さん

5月の母の日は、花屋が1年で1番忙しい繁忙期です。
当日は数えきれないほどのお客さんが来店され、カーネーションの切り花やアレンジメント・各種鉢植えが飛ぶように売れていきます。

朝から休む暇もないくらい仕事に追われ、お昼ごはんを口にできたのは15時近くなってからでした。
バイトの高校生とほっと一息ついていると、レジの付近から声が聞こえた気がしました。

「すみません!」
と小さな女の子の声が聞こえたので覗いてみると、6歳くらいの女の子がこちらを見上げていました。
「いらっしゃいませ〜!」
と声を掛けると、私に向かってグーの手を差し出し、手のひらに握られている500円玉を見せ、
「カーネーションください!」
と元気よく一言。

1人の買い物に緊張した様子の女の子と、後ろの方で見守るパパと思われる男性を確認し、なんだか泣きそうになってしまった私。
500円で作れる最高のミニブーケを作り、店長に内緒で追加のラッピングをして渡しました。

「ありがとうございます!」
と、喜ぶ女の子を見送り、バイトの子と花屋の幸せを感じて悶えました♡

男性のプロポーズをお手伝い

男性が1人で来店されることもあります。
女性へ花を送りたいけれど、どんなものがいいのかわからないと悩む方も多く、そんな時はお相手の年代や好きそうな色、どんな感じの女性なのかをお聞きしてイメージで花束を作ることもあります。

先日スーツ姿のサラリーマンが来店され、この後プロポーズをするので花束を作ってほしいというオーダーでした。
さらに、ドラマのプロポーズシーンでよく見かける、指輪の入った小箱を花の中に隠してほしいと。私がもらうわけではないのに、ベタな展開に高揚してしまいめちゃくちゃ気合が入りました!

彼女さんが好きというバラを中心にアレンジしてお見せすると、とびきりの笑顔で感謝され、
「行ってきます!!」
と約束の場所へ向かったお客さん。

男性の一世一代のプロポーズのお手伝いができて、花屋冥利につきました♡
ちなみに後日来店され、大成功だったと報告を受け、店内みんなで拍手しました!

まとめ

いかがでしたか?
まさしく「幸せのお手伝い♡」ができる花屋さんのお仕事、とっても素敵でしたね。
水仕事がメインで大変ですが、いろんな幸せに立ち会えるなんて羨ましいです♡

ftnコラムニスト:karira

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