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もちきびとは?健康と美容に効果的な雑穀「もちきび」の栄養と食べ方

  • 2023.6.30

雑穀は、スーパーマーケットや飲食店で目にする機会が増えている食物の1つです。
雑穀米が有名であり、様々な種類の雑穀を混ぜてブレンドし完成させた製品もあります。
健康や美容ケアの一環として、毎日の食事に雑穀を取り入れる方も多いです。

雑穀にはどの様な種類があるのか?や雑穀を食べる事によって得られる効果について。
また、今回は雑穀の中でも購入しやすい「もちきび」の栄養成分や美味しい食べ方もご紹介します。

●雑穀とは?

雑穀とは、小麦と米ではない穀物を指します。
具体的には、玄米、そば、大豆、あわ、ごまなどです。
雑穀は国内だけではなく海外でも栽培されています。
非常に多くの雑穀が存在しており、すべての種類を数える事は困難であるといわれています。
雑穀の主な発祥地はアフリカとアジアに分かれており、それぞれの地域で異なる雑穀が栽培され、歴史を受け継いできたとされています。

●日本と世界の雑穀の違いについて

日本では、米、麦、大麦を「主穀」といいます。
この3つ以外の穀物を総称して「雑穀」と呼んでいます。

ただし、海外では、トウモロコシなどを主穀、米を雑穀に分類するところもあります。
雑穀の定義は国によって異なると考えておきましょう。
雑穀は、食品としての価値が低いとされており、栽培する農家も少ない事が特徴です。
本来雑穀は、主食となる食品の代用品として扱われていました。
しかし現在では、雑穀は動物の飼料や食品の原材料などにも活用されています。

●国内で購入しやすい雑穀「もちきび」とは

もちきびとは、昔から主食として親しまれてきた種類の雑穀です。
アジアが発祥であり、アジアを中心として栽培されています。
炊く事で弾力のある食感を楽しめます。

●雑穀「もちきび」の栄養成分と効果について

もちきびの豊富な栄養成分と効果について、みていきましょう。

もちきびの栄養効果:食物繊維とビタミン類が豊富

もちきびの主成分は炭水化物であるものの、もちきびには豊富な食物繊維が含まれている事が特徴です。
基本的に雑穀の中には食物繊維が含まれていますが、もちきびに含まれる食物繊維の含有量は多いため、腸内環境を整える効果が期待できます。
ビタミンB群も豊富に含まれており、もちきびは糖を分解するために必要なビタミンB1の含有量多いです。
もちきびは、炭水化物をエネルギーに変換する成分を豊富に含んでいるという事になります。

もちきびの栄養効果:健康に不可欠なタンパク質とミネラルが豊富

もちきびは、タンパク質とミネラルも豊富に含まれています。
ミネラルが豊富である点が特徴で、亜鉛、マグネシウム、鉄、銅を多く含みます。
また、もちきびは代謝の向上に欠かせないグネシウムを含んでいるため、太りにくい体質への変化も期待できます。
貧血気味の方にとって有効な鉄や銅も含まれています。血液を生成するミネラルとして、鉄や銅は有効です。

●「もちきび」を美味しく食べる方法

もちきびの正しい保存方法

一度に大量のもちきびを消費するケースは稀であり、基本的には余ったもちきびを保存することになります。
乾燥した状態で購入するもちきびの保存方法は、常温が最もおすすめです。
湿気がある場所に保管すると、虫やカビが発生する可能性があります。
購入時の乾燥した状態で保存する必要があるため、使用後は密閉容器に入れて保存しましょう。
長期間保存する場合には、常温ではなく冷蔵庫で保存します。
冷凍保存も可能ですが、臭いが移る可能性が高いです。
また、正しい保存方法であっても長期間の保存によって食感が変化する可能性があります。

調理後のもちきびは早めに消費する

炊いて食べるもちきびですが、調理後は長期間保存することができません。
冷蔵庫で保存をしていても、すぐに味や食感が変化してしまいます。
炊くなど調理をした後のもちきびを保存したい場合には、冷凍庫に入れることがおすすめです。
1週間~2週間以内に食べきるようにしましょう。

もちきびを使ったスイーツ

もちきびは、おもちにも似た食感が特徴です。
もちきびには、「うるちもちきび」と「もちきび」と呼ばれる2つの種類があります。
栄養素も豊富であり調理もしやすい点から、もちきびが使用されることが多いです。
大福の生地にしたり、パンの生地に混ぜるなど、和菓子にも洋菓子にも使用されています。
意識をしていない間に、もちきびを使用した食品を食べている可能性もあるでしょう。

もちきびの最もポピュラーな食べ方

もちきびは、他の雑穀と共に白米と混ぜて炊き、雑穀米にする方法が最もポピュラーな食べ方です。
個の場合には、うるちもちきびも使用されます。
うるちもちきびの場合、弾けるような食感が魅力です。
もちきびを使用した場合、もちにも似た粘り気を楽しめます。
同じもちきびでも食感が異なるため、食べ比べをしてみる事もおすすめです。

もちきびは栄養素が豊富で食べやすい

もちきびには栄養素が豊富に含まれており、健康ケアや美容ケアに効果が期待できます。
また、味にクセがなく、白米やお菓子に混ぜて使用されています。
弾力のある食感やもちに似た食感から、日本人が馴染みやすい種類の雑穀であるといえるでしょう。

●雑穀「もちきび」の栄養と食べ方まとめ

古い歴史を持つ雑穀は、古代では主食として取り入れられていました。
トウモロコシや豆と同等に、非常に栄養価が高い雑穀もあります。
ミネラルやカルシウム、必須アミノ酸などを含む雑穀は、食生活が偏ってしまう忙しい現代人にも必要な食物です。
骨の形成、健康維持、美容ケアなど、様々な効果が期待できます。

国内で販売されている雑穀だけでも、数え切れないほどの種類があります。
雑穀には独特の弾力や食感があるため、歯ごたえを楽しめます。
「もちきび」は国内で雑穀米として親しまれていますが、アレンジとして様々な料理に加えてみるのも良いでしょう。

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