1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【日光市】苔むす日光の穴場スポット「憾満ヶ淵」(かんまんがふち)

【日光市】苔むす日光の穴場スポット「憾満ヶ淵」(かんまんがふち)

  • 2023.6.29

こんにちは、地域特派員の「みっちゃん」です。 今回は、しっとりとした季節に訪れると、苔の美しさ、水の美しさに目を奪われる、そんな美しい場所をご紹介します。 日光の「憾満ケ淵」(かんまんがふち)です。

出典:リビング栃木Web
日光の穴場スポット

場所は日光市の「日光植物園」や「田母沢御用邸」(たもざわごようてい)の裏側。大谷川(だいやがわ)を挟んで向かい側にあります。私はこの前に「田母沢御用邸」に行ったので、そこから徒歩10分くらいで到着しました。大谷橋を渡り、「含満の茶屋」の向かいに小さな駐車場がありますので、車でもアクセスできるようですね。

日光は、日光東照宮や神橋のある国道120号沿いは、観光客で混雑していますが、ここは少し目立たないところにある穴場スポットと言えるでしょう。私たち家族が訪れた時は、誰もいませんでした。

「含満の茶屋」を通り過ぎて、まっすぐ続く道を行くと、やがて「慈雲寺」(じうんじ)の棟門が見えてきます。この門をくぐると、苔むした並び地蔵が目の前に広がります。

出典:リビング栃木Web

お地蔵様の反対側には、大谷川(だいやがわ)の透き通る真っ青な清流が見えます。

出典:リビング栃木Web

元々ここのお地蔵さまや慈雲寺は、明治35年(1902年)9月の足尾台風で起きた洪水によって流されてしまったのだそうです。昭和48年(1973年)に地元の有志の方々によってこの場所が復元されたそうです。

頭のないお地蔵さまも多くいらっしゃいました。当時の洪水がいかに酷く、恐ろしい災害だったのかが、お地蔵さまのお姿で察せられます。

出典:リビング栃木Web

それでも、遠くまで水害で流されてしまったお地蔵さまが地元の方々の手によって、元居た場所に戻ってくることが出来て、お地蔵様たちは、安堵されていることでしょう。

出典:リビング栃木Web

なんだか神秘的で、ちょっとぞくっとするような、それでいて、心が落ち着くような、とても不思議な心持になる場所です。 日常の喧騒からかけ離れた場所であることは間違いありません。

出典:リビング栃木Web

ここのお地蔵さまは「並び地蔵」、あるいは「化け地蔵」とも呼ばれています。お地蔵さまの数を数えながら歩くと、いきとかえりでお地蔵さまの数が違っているというのです。

出典:リビング栃木Web

うちは家族3人で数えながら歩きましたら、3人とも違う数になりました。

そして帰り道も、行きに数えた数と違う数になりました。

頭がこんがらがりました。

帰りに含満茶屋でそば団子(美味しい!)を食べようと立ち寄った時に、お店のご主人に「お地蔵さまは何体おられるのですか?」と聞くと、私たちが数えた数と、また違う数をおっしゃる。

はてな?

それで結局、お地蔵さまは何体おられるのだろう?

正解がわからないまま、キツネに化かされたような気分で帰路についたのでした。 まさに「化け地蔵」ですね。

出典:リビング栃木Web

最後までお読みいただきありがとうございました。

元記事で読む
の記事をもっとみる