1. トップ
  2. ファッション
  3. かっこいい大人たちのショートパンツ・スナップ。着こなしのポイントや選び方も

かっこいい大人たちのショートパンツ・スナップ。着こなしのポイントや選び方も

  • 2023.6.29
  • 4087 views
ヘアスタイリスト・Kenshin、〈Unlikely〉デザイナー・中田慎介、〈NOAH〉コファウンダーのブレンドン・バベンジン、〈BRACKETS〉オーナー・飯田康貴

〈Ralph Lauren〉のショートパンツ

ニューヨーカーのおじさん的サファリスタイルがイメージ

ヘアスタイリスト・Kenshin

Q

今日のショートパンツの好きなところは?

A

ベージュのコットン地に施した、クマやスニーカーの刺繍が気に入っています。汗っかきの割に夏でもジャケットを着たいので、涼しいワイドなショートパンツがちょうどいい。

Q

今日の着こなしのポイントは?

A

白い麻のダブルジャケット、ボタンダウンシャツ、ニットタイのかっちりしたトップスに、茶目っ気のあるショートパンツでバランスを取るのが好き。スラックスだとちょっと怖くなっちゃうんです。

Q

着こなしの参考にしている人やものは?

A

ニューヨークのアッパークラスのおじさんがしているカジュアルスタイル。仕事帰りのヤンキー・スタジアムで、スーツにキャップで野球観戦している姿がカッコよくて。

ショートパンツのお供

〈ユケテン〉のスリッポン
足元は軽くしたいので、素足にスリッポンを履くのが定番。靴下はトライもしましたが、どうも自分にはバランスが難しい。右は〈ユケテン〉の茶色いウィングチップのスリッポン。黒いベルベットに刺繍の一足は〈スタブス&ウートン〉。

profile

Kenshin(ヘアスタイリスト)

ケンシン/約20年間ニューヨークで数々のファッション誌、広告、ランウェイのヘアスタイリングで活躍後に帰国。2019年より代々木八幡にあるイノベーションラボ〈Epo Labo〉を主宰している。

〈DAIWA PIER39〉のショートパンツ

ポケットが機能的なアウトドアスタイルがお気に入り

〈Unlikely〉デザイナー・中田慎介

Q

今日のショートパンツの好きなところは?

A

ウエストがゴム仕様のアウトドアショーツは数多くあるけど、人と違うものが欲しくてポケットがたくさんついたこのショートパンツを作りました。Tシャツ短パンで薄着の季節も、携帯、AirPods、財布、鍵などの小物が迷子にならず便利です。裏地は総メッシュで汗も気になりません。

Q

今日の着こなしのポイントは?

A

上下を同色・同素材でまとめたセットアップがこだわり。

Q

着こなしの参考にしている人やものは?

A

〈パタゴニア〉創業者のイヴォン・シュイナード。

Q

ショートパンツの選び方で大切なことは?

A

身長があまり高くないので、必ず膝上丈を選択。裾が幅広で袴のようなシルエットが、昔ながらのジ・アウトドアショーツみたいで好きです。

ショートパンツのお供

〈ウィグワム〉のソックス
靴下は靴に合わせて履き分けていますが、サンダルにはガシガシ使える〈ウィグワム〉を。アメリカ製で丈夫なところが気に入っています。爪先のロゴが、サンダルからちらっと見えるのもいい。色は杢(もく)グレーが野暮ったくて好きです。

profile

中田慎介(〈Unlikely〉デザイナー)

なかだ・しんすけ/〈ビームス〉チーフバイヤー、メンズカジュアルディレクターを歴任。2020年より〈DAIWA PIER39〉のディレクションを手がける。23年3月ビームスから独立しブランドスタート。

〈NOAH〉のショートパンツ

上質な“ビーチショーツ”とドレスシャツのグッドバランス

〈NOAH〉コファウンダーのブレンドン・バベンジン

Q

今日のショートパンツの好きなところは?

A

〈NOAH〉のフランネルバギーショーツ。80年代前半から半ばにかけて、チェック柄やドローストリングのパンツが“ビーチパンツ”という名で出回っていた。着心地もよくて穿きやすいし、青春時代を思い出すアイテムなんだ。

Q

今日の着こなしのポイントは?

A

ショーツの柄が派手だから、トップスはシンプルに。ショーツでいいスタイルを作るには、いいデザインと質の高い生地、その組み合わせが大事。今日着ているシャツはヘビーツイル素材で、スーツの工房で作られたもの。80年代のNYやロンドンをイメージして、ストリートとハイファッションをうまくミックスするんだ。

ショートパンツのお供

〈SOLOVAIR〉の革靴
この〈SOLOVAIR〉はドクターマーチンを作っていた工場のもので、今でも英国製。NOAHではカラーオプションもあるコラボをしてておすすめだよ。あとコットンセーターを合わせたプレッピースタイルもいい。イェール大学の学生みたいにね。

profile

Brendon Babenzien(〈NOAH〉ファウンダー、クリエイティブ ディレクター)

ブレンドン・バベンジン/米・ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。2015年に〈NOAH〉を本格始動。サーフィンやスケートカルチャーに精通しながら、メンズテーラリングへの造詣も深い。

40年代のイギリス軍のトレーニングショーツ

ショートパンツには長袖シャツしか合わせません

〈BRACKETS〉オーナー・飯田康貴

Q

今日のショートパンツの好きなところは?

A

1940年代イギリス軍のトレーニングショーツ。黒に近いダークネイビーのヘリンボーンコットン素材で、ふんわりした張りが特徴です。もともとサイズ40のでかいショートパンツを、ウエストに入れたドローコードでぎゅっと絞って穿いています。

Q

今日の着こなしのポイントは?

A

短パンには長袖シャツ。今日のインディゴシャツは、1920年代初頭のフランスのアンティーク生地を使った一枚。Tシャツはヨーロッパ規格の〈フルーツオブザルーム〉。インナーにタンクトップは必須。

Q

ショートパンツの選び方で大切なことは?

A

丈は膝上。短い丈が好きで、サーフブランド〈OP〉のコーデュロイショーツもよく穿いてました。

ショートパンツのお供

〈BRACKETS〉のノーカラーシャツ
1950年代のヴィンテージ生地を使い、以前自分の店で作ったノーカラーシャツ。イギリスミリタリーの古いドレスシャツをベースにディテールまで忠実に再現しました。小さなシェルボタンもお気に入り。しわくちゃで着るぐらいがちょうどいい。

profile

飯田康貴(〈BRACKETS〉オーナー)

いいだ・こうき/中目黒〈ジャンティーク〉のスタッフを経て独立。2016年渋谷に〈ブラケット〉をオープン。年4回、イギリスを中心とした古着のヨーロッパ買い付けには自ら回ってピックアップする。

元記事で読む
の記事をもっとみる