世田谷区上野毛の住宅街に行列の絶えないパフェの有名店「ラトリエ・ア・マ・ファソン」があります。近くにラーメン二郎上野毛店があって、こちらもいつも行列なので背を向けて列が繋がって見えることも。
ラーメン二郎はお作法があるようですが、ラトリエ・ア・マ・ファソンもお作法や注意点がありますので行く前に予習が必要です。しっかりと準備をして参りましょう。
戦略と準備が必要な人気すぎるパフェ店「ラトリエ・ア・マ・ファソン」
元々お豆腐屋さんだった場所に突然オープンしたお店が連日長蛇の列で話題になっていました。2019年12月オープンなのでちょうどコロナが日本で確認される直前の時期です。そしてその後も行列が絶えることはなく、現在も大人気。スムーズに行けるように下調べをしてから伺ってきました。
開店は10時15分ですが、9時に記帳台が設置されるので記帳しておくことができます。平日だったので油断して9時少し過ぎに記帳に行ったら既に4番手。10~15名で満席になるそうで、なんとか1巡目に無事に入れました。
アトリエの世界観を守るための注意点
フレンチシックでシャービックな扉を開け、店内に入るとここはもうメルヘンの世界。妖精たちが飛び交う森に迷い込んでしまったような、別世界が広がります。静かな美術館のような空間づくりをされているそう。インスタグラムにも”当アトリエ”と表現されていました。
注意点は1グループにつき2名までの来店制限があり、2名以上の来店の場合には近くの席にはご案内いただけません。会話は2名までで、店内のBGMが聴こえる程度を目安にということでした。中学生以下、喫煙、ペットもNG。アトリエの世界観を守る為、みんなで気を付けましょう。
店内中央には焼き菓子の販売も。アトリエの空間に溶け込み、オブジェのようになっていました。活けられたお花も可愛い~!!
向かいはなんと!トマト姫さんのお店!
店内の窓からは、なんと以前ご紹介させていただいたトマト姫さんのお店「ボーノアンドフェリーチェ」が見えます。テレビによくご出演されている全身真っ赤なコーディネートのトマト姫さんが見られるかも?!
本を読むようにメニューが選べる
メニューはブルーの表紙の英字の本に貼られていて、本を読んでいるように選びます。メニューの名前がまたメルヘン!!インスタでも写真を見て予習をしてきたはずが、魅力的なものが多すぎてここに来てとっても迷いました。
1人1デザートに1ドリンクの注文が必須となります。インスタの写真とメニュー名を見合わせて真剣に選びました。
お店の定番「ピュイダムール オ フレーズ」
インスタにアップしている方も多かった、王道の苺パフェ「ピュイダムール オ フレーズ」にしました。一緒に行ったお友達は白苺バージョン!!
他には、「Giverny~モネの愛した睡蓮~」「歌姫が愛した苺のメルバ」「La Vie en Rose~ばら色の人生~」など、芸術的でロマンチックな作品名のグラスデザートがありました。
美しすぎるパフェ!!もはやアート!!
360度どの角度から見ても美しくて、実物を目の前にするとその繊細さがとてもよく分かります。丁寧にカットされた苺がギュッと纏まって宝石のように輝いているんです。
上から見てもこの均等で美しい仕上がりは、いつまでも鑑賞していたい気持ちになります。上にのったプリンのような見た目のものは、”シブースト”というものだそうでフランス発祥のケーキの一種。クリームブリュレのように表面が焦がしてあるのが魅力的。
ガラスから覗く苺の断面も美しすぎませんか~?全体のバランスも色使いも、もう最強です!!
希少な白苺を使用したピュイダムール
希少な白苺バージョンは白苺×ピンクのお花の組み合わせがラブリーで可愛かったです。下のプレートがホワイトのコーディネートになっているのがまた素敵。
二人して似たデザインのものを注文しましたが、並べると白鳥の湖に登場するオデットとオディールみたいでした。
コーヒーカップもメルヘンで癒される
コーヒーカップも違ったもので出して下さり、これがまたメルヘン!!左のカップは小さなお家をモチーフにしたデザインで、小人が描かれていました。シャービックな味わいのあるホワイトのカップは白苺のパフェにもぴったりですね。
様々な地域のコーヒー豆から選べるのも楽しかったです。丁寧にハンドドリップされているそうで、最高のアート作品と一緒にいただくのに相応しい美味しさでした。
パフェの中身も凄かった!!
パフェの甘いクリームの中から、めちゃくちゃ美味しいスポンジケーキやパリパリでサクサクのパイ生地が出てきました。まさにこれは「パフェの宝石箱や~!」と叫びたくなる、宝探しの如く食べ進められるアミューズトパフェです。
ベリーのアイスも中から出てきて、サクサクパイに冷たい酸味を与えるマリアージュが最高でした。シブーストのこんがりとキャラメリゼされた頂上もパリパリっと甘く香ばしくて、全てが神領域!!
これは一度食べたら二度、三度と来たくなりますし、連日行列になるわけです。
やっぱり本家は凄い!!森郁磨シェフが自ら制作
こちらのお店の森郁磨オーナーシェフは上野毛のお隣、二子玉川にあるトライアングルカフェのグラスデザートも監修されています。そちらにも以前伺ったことがあり(記事でもご紹介しています)、今回のピュイダムールに似たデザインのパフェもいただきました。
二子玉川の監修のパフェもとても美しくて素晴らしいものでしたが、上野毛では森シェフ自らがお店で制作されて提供してくださるので、やはり細やかな繊細さが違いました。二子玉川は予約可能日があったり、人数・年齢制限もないのでメリットもありますが。
やっぱり本家は凄いです!!二子玉川で予習をして、本家にも是非足を運んでみて下さいね。
ラトリエ ア マ ファソン(L'atelier à ma façon) https://www.instagram.com/latelier_a_ma_facon/ 住所:東京都世田谷区上野毛1-26-14 営業時間:10:15~15:00 定休日:インスタグラム公式ページに掲載