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私の年金少なすぎ……厚生年金の平均受給額はいくら?

  • 2023.6.27

定年後に受け取ることになる厚生年金だが、受け取る金額によって生活が大きく変わってくるが、平均受給額はどれくらいなのだろうか。また、厚生年金を毎月30万円以上もらっている人が、どれくらいいるのかも気になるところだ。

■厚生年金の平均受給額はいくら?

将来もらえる年金の金額によって、今から貯めておきたい金額も変わるし、定年後の過ごし方も変わってくるかもしれない。会社員や公務員などが受け取れる厚生年金の金額はどれくらいなのだろうか。

●厚生年金の平均受給額は月額「約14万円」

厚生労働省が公表している「厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和元年度)」によると、厚生年金の第1号被保険者(民間企業で雇用されている人)が受け取っている年金の平均額は「月額およそ14万6,000円」となっている。

これは、老齢基礎年金(年金の1階部分)と老齢厚生年金(年金の2階部分)の合計額となる。

ちなみに、厚生年金に加入したことがない自営業や専業主婦/主夫の方が受け取れるのは老齢基礎年金(1階部分)だけだが、老齢基礎年金の平均受給額は「月額およそ5万6,000円」だという。

日本年金機構では、平均的な収入で40年間働いた人+扶養されている配偶者というモデルケースの場合、夫婦2人分の年金額の目安を「月額およそ22万円」としている。

●自分が受け取れる年金額を知る方法

受け取れる年金額は、保険料を納めた期間や、その間の給与や賞与の額などによって変わってくる。

人によって差があるため、平均値を知るだけでなく「自分の場合はどうなのか」を確認しておくことが大切だ。

自分の年金額を知りたいときは、日本年金機構から毎年1回届く「ねんきん定期便」を見るか、同じく日本年金機構が運営する「ねんきんネット」を使う方法が確実といえよう。

ねんきんネットでは、自分の今の情報だけでなく、今後の働き方や受け取り開始年齢など細かい条件を指定したうえで、いくら受け取れそうか試算するシミュレーションもできる。

■厚生年金の受給額「月30万円以上」の人は何割いる?

年金受給者の中には、厚生年金を月30万円以上もらえる人もいる。年金を毎月30万円も受給できたら悠々自適な老後を過ごせそうだが、厚生年金を30万円以上受給している人の割合はどれくらいなのだろうか。

●厚生年金を30万円以上受給できるのはどれくらい?

厚生年金を30万円以上受給できるのは男性で全体の0.17%、女性は全体の0.007% となる。

この通り、厚生年金を30万円以上もらえる割合はごくわずかのようだ。

●厚生年金だけでは足りない場合には

厚生年金の受給額は大多数の人が10万円~20万円程度になる。それだけでは生活費が足りないことが予想される場合には自分で現役時代に老後資金を貯めておく必要がある。

老後資金は、つみたてNISAやiDecoで貯めるのがよい。毎月コツコツ積み立てることができるし、運用が上手くいけば値上がり益も期待できる。

利益が非課税になる恩恵が受けられるのも大きなメリットだ。特に、iDeCoは60歳以下は引き出すことができないので、強制的に老後資金を作りたいという人にとっては良い運用方法といえよう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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