鳥山明原作『SAND LAND』主題歌アーティストはimaseに決定！「原作の初版発売日と誕生日がすごく近くて運命的だなと」

漫画家・鳥山明の“圧倒的完成度を誇る名作”と称される漫画のアニメーション映画化『SAND LAND』の主題歌アーティストがimaseに決定。imaseのコメントと共に本作の最新予告映像を紹介する。

主題歌は“ワクワク感”や作品から感じたメッセージを大切に作詞・作曲

本作の原作「SAND LAND」は、魔物と人間が共存する、水を失った摩訶不思議な砂漠の世界を舞台に、悪魔の王子・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官・ラオと奇妙なトリオを組んで砂漠のどこかにある「幻の泉」を探す危険な旅に出る——というストーリー。

全1巻で完結する読み切りでありながら「冒険、アクション、ユーモアのバランスが完璧。鳥山明氏の魅力がすべて詰まっている」「鳥山先生の真骨頂である戦車とじいさんと冒険。ストーリーと絵のクオリティを存分に味わえる傑作」など、今なお熱く語り継がれている伝説の名作だ。

キャストには田村睦心、山路和弘、チョー、鶴岡聡、飛田展男、大塚明夫、茶風林、杉田智和といった豪華声優陣が勢ぞろい。

本作の主題歌を、22歳の新進気鋭のアーティスト・imaseが担当することが決定した。2020年に音楽活動を始め、わずか1年でメジャーデビュー。去年8月にリリースした「NIGHT DANCER」はTikTokでの総再生回数39億回を超え、韓国最大の音楽配信サイト「Melon」では日本人初となるTOP10入り（最高位は17位）を果たすなど、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのimase。

そんな今大注目のimaseが新曲「ユートピア」を『SAND LAND』のために書き下ろし、自身初となる映画主題歌を務める。主題歌「ユートピア」は、ベルゼブブたちの冒険を彩るようなポップな曲調と、魔物と人間という種族を超えた仲間との絆を感じさせる歌詞で、映画を見終わった後の気持ちに心地よく寄り添ってくれるような楽曲となっている。

imaseは、「僕自身、初の映画主題歌ということで本当に嬉しかったですし、さらに、自分が小さい頃から見ていた『ドラゴンボール』を描かれた鳥山明先生の作品ということで夢のようなオファーだなと思いました。原作の初版発売日と誕生日もすごく近くて、運命的だと思いました！ ベルゼブブは2500歳で、僕は22歳ですけど、同級生ですね！（笑）」と主題歌アーティスト決定の喜びを語る。

また、「楽曲は、作品のワクワク感は損ないたくなかったので、ストリングスやブラスの音で華やかに演出できたらということと、冒険を演出するために何が大事かを考えて、バンジョーやマンドリンといった音でワクワク感を演出できるかなと考えて、そういった部分を意識して制作しました。また、作品を通じて、自分自身を大切にすることが大事だというメッセージを感じたので、歌詞の『愛してたいね myself』という部分は、この曲の中においても、作品にとっても、大事になってくるフレーズだと思っています」と作曲や作詞で意識したポイントについてもこうコメントした。

「鳥山明を体感せよ——」の言葉から始まる最新予告映像は、文字通り、原作の絵柄とアニメーションが融合したシーンから始まり、その後も“鳥山タッチ”そのままに描かれたキャラクターたちが生き生きとスクリーン内を動き回る様子がたっぷりと描かれる。そんな中、次々に現れる敵と戦う中で、「本当の悪魔は私の方じゃないか」と呟くラオの姿や、倒れ込むベルゼブブなど、随所に不穏なシーンが散りばめられたストーリーの行方が気になる予告映像に仕上がっている。

『SAND LAND』は8月18日より全国公開。