部下「仕事やれてません」困惑する上司…繊細気質に向き合う経緯を描く漫画

皆さんはHSPという気質について聞いたことはありますか？HSPとは生まれつき「非常に感受性が強く敏感」といった気質もつ人で、相手の感情や周りの雰囲気などに、繊細に反応してしまう特徴があります。今回ご紹介する作品は会社の後輩がHSPだと知り、どうやってコミュケーションを取っていくかを描いたエピソードです。マミヤ(@mamiyang83)さんがインスタグラムで連載した『新入社員がHSPだと言ってきた』をご紹介します。ダイジェスト版でどうぞごらんください。

プロジェクトリーダーに任命。そこで出会った一人の部下

このお話は、マミヤさんの夫が経験したことを基に描いたエピソード。マミヤさんの夫は中間管理職として忙しくも仕事にやりがいのある日々を過ごしています。

ある日、プロジェクトリーダーに任命されたマミヤさんの夫。そのチームに入ってきた村西くんとの出会いがこの物語の始まりになります。一体どうなるのでしょうか。

通じ合えない上司と部下…しかし、理解することは決して不可能ではない

マミヤさんの夫が頼んだ仕事について「質問はない」としながらも、まったく遂行できていなかった部下・村西くん。

さらに、自分は「HSP」といって繊細な気質であると話し始めます。こうした様子に、村西くんのことを「話の通じない部下」と思ってしまったマミヤさんの夫。しかしその後、HSPという特性を理解していくなかで、どうやったら村西くんがスムーズに仕事ができるのかを考えるようになります。

先輩社員がしている「気遣い」は、誰にでもできるものではない

マミヤさんの夫は、村西くんとうまく仕事をしている部下・雪川くんに話を聞きます。どうやら雪川くんは、村西くんの気質を理解し、彼に合う接し方をしているようです。こうしたアドバイスを得て、マミヤさんの夫は再度きちんと村西くんと向き合います。自分の性格を知ってもらい相手の話も聞く。簡単なことですが、なかなか実行できないこともありますよね。マミヤさんの夫は、HSPを理解しどうしたらスムーズに仕事がしやすくなるか考えていく姿がすてきです。

職場では、さまざまな人がいて、そのたびに人間関係を構築するのは大変です。マミヤさんの夫が村西くんを理解できないと思ったのと同じように、村西くんもマミヤさんに対する苦手意識があったのかもしれません。

仕事のためにも、ひとりひとりの個性を知ることが大切

仕事には、いろいろな責任が伴い、もし何かあった場合は大勢の人に迷惑をかける可能性もあります。HSPの気質がある中でも、やはり周囲の協力を得ながら仕事は進めなくてはいけませんよね。

大切なことは、さまざまな気質の人がいることを理解し、接し方をお互いにすり合わせながら寄り添うことなのかもしれません。世の中にはいろいろな特性、個性を持つ人がいます。特に職場では、そういった人たちを理解し、サポートし合うことで仕事がスムーズに進められそうです。

職場での人間関係や周囲への気遣いについて、あらためて考えさせられるお話でした。

著者：ゆずプー