BTS・SUGAのワールドツアーが大盛況のうちに終幕、日本公演では巨匠・坂本龍一さんへの追悼文も

BTS（防弾少年団）のSUGAが、初のワールドツアーを終えた。

SUGAは6月24、25日、ソウル松坡区（ソンパグ）の蚕室室内体育館で初ソロワールドツアー「D-DAY」のソウル公演を行い、1万5000人のARMY（BTSファン）と会った。同公演は、2カ月間にわたって行われたワールドツアーのフィナーレで、チケットは即完売となっていた。

先立って4月のニューヨーク・UBSアリーナを皮切りに、アメリカ、日本、バンコク、シンガポールなど北米とアジア全域を回りながら全世界のファンと会ってきたSUGA。計9都市23公演で27万人を超える観客と会い、英『NME』、米『Variety』『NYLON』など、海外メディアから好評を得た。

特に日本公演では、3月にこの世を去った巨匠・坂本龍一さんとの合作『Snooze』を披露する際、2人の出会いが大画面に映し出された。続いて浮かび上がった「遠い旅の途中、平穏でありますように。R.I.P」という追悼文に、日本のARMYたちは「ありがとう」と感謝を叫んでいた。

SUGAは今回のソウル公演で、4月に発表した初公式ソロアルバム『D-DAY』の収録曲をはじめ、ミックステープ『Agust D』『D-2』の収録曲など19曲を披露。BTSのSUGA、そしてAgust Dとして歩んできた7年間の音楽人生を余すところなく表現して見せた。

◇SUGA プロフィール

1993年3月9日生まれ。本名ミン・ユンギ。2010年に所属事務所Big Hitエンターテインメント（現HYBE）が開催した「HIT IT AUDITION」で2位合格し、練習生に。2013年にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではリードラッパーを担当しており、BTSの一員として活躍する傍らで、高い作詞・作曲・編曲の実力をもって音楽プロデューサーとしても人気を集めている。