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元保育士が見てきた、意外とやりがちな“保護者の迷惑行為”とは

  • 2023.8.18
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画像:PhotoAC

 

幼稚園や保育園に子どもを迎えに行くと、いつも元気な笑顔で対応してくれる保育士の先生方。「さようなら」の挨拶の時には必要に応じて「今日は〇〇くん、ちょっと元気がなかったようです」などと伝えてくれることも多く、一人ひとりをしっかり観察しながら保育してくれている姿に驚くことも少なくありません。

しかし、だからと言っていつまでも先生とトークに花を咲かせるのは、問題もあるようです。

本記事では、現役保育士が感じる“迷惑行為”についてご紹介します。

保育士にとって迷惑な行為とは?

保育士の20代女性が、保護者からの「意外な迷惑行為」について教えてくれました。

 

これは私が保育士として勤務しているなかでの大きな悩みです。

幼い子ども達への対応や関わり方、持ち帰りの仕事が多いなどの大変さが目立つ保育士業務ですが、実は“保護者の迷惑行為”にも頭を抱えています。

なかでも困るのが、子どものお迎えの時に保護者が担任保育士の元へわざわざ向かう、という行為。

園で午後のおやつの時間を終えると間もなく降園時間となるため、基本的に子ども達は放課後の当番の保育士に引き継がれ、私たち担任の保育士は休む間もなく次の業務へ。

保育室の片付けや明日の保育準備、壁面の飾り付け、行事の準備など、保育以外にやらなければならない業務がたくさんあるため、この時間を使ってどんどんこなしていきます。

担任保育士にとって重要かつ貴重な時間になるのですが、困ったことに、お迎えに来た保護者の方が、わざわざ私のところまで挨拶に来てくださるんです。

保護者の方と目が合い、声をかけられれば無視することなどできません。せめて軽く「今日もありがとうござました」の一言で済めばいいのですが、大抵の挨拶はそう簡単にはいかず。気づけば15~20分程度の立ち話へと変わっていくんです。

そうこうしているうちに、また別の保護者の方が挨拶に…となることもあり、貴重な時間がどんどん削られ、やるべき業務が間に合わない!と焦る日も。

この20分があれば、あんな仕事やこんな仕事ができたのに、と思わずにはいられない日もあり、正直なところ私たち保育士には辛い時間に感じてしまうこともあるのです。

お子様のことで相談したいことや気になることがあれば遠慮なく声をかけていただきたいですが、基本的にはお迎えに来たら元気に「さようなら」と言って帰路につき、そこからはお子様との家族時間として有意義に使っていただきたいと思います。

見えない仕事も多い保育士業務

保育士の仕事がとてもハードだという話は、有名ですよね。いつの間にか保育室の飾りが季節のものに変わっていたり、手書きのおたよりが毎月あったり、連絡帳が書かれていたり…一体いつ準備しているの!?と思ったことのある方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ子どもをお迎えに行くと、保育士の先生方がニコニコ笑顔で対応してくださるので、ついつい「今日もお世話になりました、うちの子どうでしたか?」などと声をかけてしまいたくなることも。

今回のように、保育士の方は子どもたちの降園後もさまざまな業務をしなければならず、長時間労働も問題になっています。

先生方の仕事のメインは“子どもの保育”なので、保護者対応で大変な思いをさせないように気を付けたいですね。



編集:TRILLニュース

提供:3年間保育士として勤務/20代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています
※画像はイメージです