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目的は白黒つける事じゃない!“良い喧嘩と悪い喧嘩の違い”とは【プロが解説】

  • 2023.8.13
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metamorworks/shutterstock.com

「喧嘩するほど仲が良い」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

実は、喧嘩には良い喧嘩と悪い喧嘩があり、良い喧嘩でなければ「喧嘩するほど仲が良い」という状態にはなりません。

今回は、10代〜60代の男女の恋愛相談を受けている現役恋愛アドバイザー木下仁美が「良い喧嘩と悪い喧嘩」について解説します!

本日の質問

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恋愛アドバイザー木下仁美からのアドバイス

喧嘩というと悪いもののように聞こえますが、実際に喧嘩によって仲が深まるカップルや夫婦は多くいらっしゃいます。反対に「喧嘩ばかりで破局寸前」というお悩み相談も多く、そのような方には良い喧嘩をするために「感情的にならない」「気持ちを共有し合う」「どちらが悪いかを決めない」の3つを意識することをお伝えしています。

それぞれ詳しく解説しますね。

1.感情的にならない

悪い喧嘩をしているカップルの多くが、お互いの感情を怒りのままにぶつけ合っています。感情を発散すればそのときはすっきりするかもしれませんが、嫌な言葉を受けてお互いにさらに不満が募ってしまうこともあります。

良い喧嘩をするためには、自分の意見を冷静に伝えることが大切。相手を責めるのではなく「自分はこういうことがあると悲しく感じるから、次からこうしてくれると安心するな」のように、出来事に対して自分がどう思うか、今後はどうしてほしいかを伝えると良いでしょう。

2.気持ちを共有し合う

悪い喧嘩をしているカップルは、相手の気持ちを憶測で決めつけている傾向にあります。相手の気持ちを聞いたり自分の気持ちを伝えたりすることをしないので「私のこと大切にしてくれてないからそんなことするんだね!」のような言い方をしてしまうことが多いんです。

相手からしても、なぜそういう考えにたどり着いたのかが理解できないので、焦点がズレてしまって良い解決方法が見つかりにくくなるでしょう。

良い喧嘩をするためには、お互いの気持ちを理解し合うことが大切。自分がどう思ったのか、そして相手がどう思ってその行動に至ったのかを共有することにより、今後のためになる良い喧嘩ができるのです。

3.どちらが悪いかを決めない

悪い喧嘩をするカップルは「俺は悪くない」「あなたが悪い」など、どちらが悪いかを決めることを目的としてしまいがちです。誰のせいで喧嘩になったか、謝らないといけないのはどちらかの「勝ち負け」に拘ってしまうので、意地を張ってしまうことが多いんです。

しかし、喧嘩の目的は勝ち負けを決めることではありませんし、どちらが悪いかを明確にしたところで何の解決にもなりません。喧嘩をきっかけに考えなければならないことは、2人が仲良くいられるためにはどうしたらいいか。このことを考えられるからこそ、喧嘩をするほどに仲の良いカップルになれるのです。

アドバイスまとめ

良い喧嘩をするためのポイントは、以下の3つです。

  1. 感情的にならない
  2. 気持ちを共有し合う
  3. どちらが悪いかを決めない

上記の3つを意識することで、いつもの喧嘩が良い喧嘩になり、理解し合える2人になれるはずです。ぜひ実践してみてくださいね!



文:木下仁美/ライター現役恋愛アドバイザー。2019年より10代~60代の男女の恋愛相談を受けている。上級心理カウンセラー、ポジティブ心理学実践インストラクター資格、アドラー心理学検定1級保有。これまでの相談経験から、恋愛系専門ライターとしても活動中。