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ドイツ在住の日本人女性が驚愕!見た目はネギトロだけど...“意外な食材”に「生で食べていいの...!?」

  • 2023.8.14
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筆者撮影

ドイツにはたくさんの種類のソーセージやマンガ肉のような骨付き肉など、バラエティ豊富な豚肉料理があります。

なかでもドイツに住んだ筆者が一番びっくりした食文化が「生の豚ひき肉を食べる」ということ。日本ではちょっと考えられないですよね。

本当に食べて大丈夫なのでしょうか!?驚きの実態をお伝えします。

生の豚肉パンが人気のドイツ

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筆者撮影

シュヴァイネメット(Schweinemett)、略してメットとも呼ばれる(地域によってはHackepeterとも呼ばれる)この1品は、脂身のないひき肉という意味。生の豚ひき肉に塩や香辛料を混ぜたもので、たいていは小型パンを半分に切ったものに塗って玉ねぎのみじん切りとねぎをのせて食べられます。

生の豚ひき肉は朝食やおつまみの定番

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筆者撮影

シュヴァイネメットはビアレストランで定番のおつまみメニュー。筆者が初めて食べた場所も地ビールの醸造所兼レストランでした。

塩気がきいたシュヴァイネメットはねっとりとした食感で、シャキっとした玉ねぎと絶妙の相性でビールにぴったり!一度食べてやみつきになり、今では大好物です。

そのほかパン屋さんでハムやチーズ、野菜のオープンサンドなどと一緒に並んでいることも。ドーナツやクロワッサンと一緒に生の豚肉が並んでいるなんてすごいなあと日本人の私は思うのですが、ドイツではいたって普通。

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筆者撮影

世界にはめずらしい食べ物がたくさん存在しますが、生の豚ひき肉でお茶ができる国はなかなかないのではないでしょうか。さすが豚肉大好き国、ドイツ!

生の豚肉を食べて大丈夫なの!?

ところで、加熱されていない豚肉を生で食べて本当に大丈夫なのか?

気になるところですが、ドイツにはひき肉に関する法律があり、ひき肉にする際の温度や脂肪分の割合、販売日など細かく厳しい規定をクリアしたもののみ販売可能。

ドイツでは食肉加工製品に関しては古い歴史があり、食品管理が徹底されているんです。

ごはんにも合う!ドイツの生豚ひき肉

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筆者撮影

シュヴァイネメットはスーパーでも手軽に買うことができます。ドイツではパンと一緒に食べるのが普通ですが、じつはごはんにも合うんですよ。ネギトロのようにわさび醤油につけたり、コチュジャン風味のメット丼のレシピを考案してよく食べていました。

他の国ではなかなか食べられない生の豚ひき肉。最初はびっくりしますが、一度食べてはまってしまう日本人が続出なんだとか。ドイツに行ったらぜひお試しくださいね!

 



筆者:坪井由美子(TwitterInstagramBlog
ドイツ暮らし10数年の食いしん坊ライター。旅や食文化の記事を日本の新聞やウェブメディアなどで執筆。暮らすように旅をしながら世界あちこちで出会った面白エピソードを発信していきます!
編集:TRILL ニュース