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大人が意外とわからない「成」の書き順!→その一画目、間違っているかも!

  • 2024.1.25
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スマートフォンやタブレット端末、PCなどで文字を入力することが増えたため、手書きする際に、漢字の書き方を忘れてしまっていることも少なくありません。

今回は、「成功」「成長」「完成」など、何かをつくり上げたり、成し遂げたりした時に使われることが多い、「成」の書き順をチェック。日常でもよく見かける常用漢字ですが、正しい書き順を覚えているでしょうか?

「成」の正しい書き順

最も間違えやすい一画目は、一番左側の「ノ」です。「戈(ほこづくり)」の「一」から書き始めていた方も多いのではないでしょうか?

続いて、「戈(ほこづくり)」の「一」、「𠃌」と続き、「戈(ほこづくり)」の縦線、斜めのはらい、最後に点を打って終了です。

「成」の読みと意味

「成」の読みと意味も確認しましょう。

「成」は音読みで「セイ」「ジョウ」、訓読みで「なる」「なす」と読みます。

「成果」「成功」「作成」といった熟語に使用されることから、「なしとげる」「つくりあげる」「しあがる」「なる」などの意味を持つとされています。また、「成育」「成熟」「成人」などの熟語にも使用されており、「一人前になる」「そだつ」といった意味合いもあります。

「成」の成り立ち

「成」は、釘を頭から見た象形と、大きな斧の象形を合わせてつくられた文字です。大きな斧を振るい、敵を平定する様子から転じて、「ある事になる・ある事ができあがる」という意味になり、「成」という漢字が生まれました。

まとめ

正しい書き順を覚えても意味がないと思う方もいるかもしれません。しかし、漢字の書き順は、筆の流れが自然に運ぶように順序立てられているため、正しい書き順で漢字を書くと、きれいに文字を書けるメリットがあります。

美しい文字を書けるだけで、一目置かれることも少なくありません。重要な手続きの書類や手書きの手紙など、まだまだ文字を書く機会は多いはず。正しい書き順を覚えて、美しい文字を書けるようになりましょう。


出典:デジタル大辞泉(小学館)、OK辞典