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店員のミスでレジは大行列!客はイライラしてると思いきや「ブラボー!」の声

  • 2023.8.2
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画像:photoAC

海外へ行くと、多かれ少なかれ、カルチャーショックを受ける人もいるのではないでしょうか。マナーや考え、習慣など、日本と海外では全く違っていることがたくさんあって、面白いものです。

本記事では、アメリカで文化の違いを実感したエピソードについてご紹介します。

失敗してもブラボー!なポジティブ思考

アメリカでカルチャーショックを受けた経験について教えてくれたのは、20代の学生の方です。

私がアメリカの、とあるコーヒーショップに入店した時の話です。

当時、アメリカはクリスマスシーズン真っ只中だったので、店内はとてもバタバタしているだろうな、と予想していたのですが…。

お店に入ってみると、やはりレジの前には10人ほどの長蛇の列ができていました。しかし驚いたことに、店員さんはみんな、行列など意に介さず、のんびりとした雰囲気で働いていたんです。

こんなにお客が並んでいるのに、もっと焦らなくていいの!?と、心の中でツッコみながらも、私もとりあえず列の後ろへ。

ところが10分待っても、一向に列が進む気配がありません。あまりのスローペースにしびれを切らした私は、なぜこんなことになっているのか、先頭へ確認しに行きました。

そしてわかったのは、あるスタッフがドリンクを間違えてしまったために、そこから全てのドリンク提供がズレて、作り直しが必要になってしまっている、ということでした。

原因はわかったものの、行列はどんどん長くなる一方なのに、相変わらずレジはまったく進まない…!イライラしながらもう一度店員たちの様子を見た私は、次の瞬間、カルチャーショックを受けました。

店員たちが、ミスをしたスタッフを責める様子など微塵もなく、それどころかドリンクを作る担当者は「ブラボー!みんなで飲めるね!」と、笑顔で声をかけていたからです。

ミスしたのにブラボー!って…アメリカって、なんてポジティブ!!!

店員同士の明るい空気も手伝ってか、お客側からクレームが出ることもなく、楽しそうな雰囲気が店内に広がっていました。

そんな中にいると、いつの間にかイライラもどこかへ。そして、日本だったらこうはならないだろうな、アメリカのポジティブさもいいな、と思った瞬間でした。

日本とアメリカの文化の違いに触れ、長く待ったあとに飲んだコーヒーは、とっても美味しかったです!

文化の違いは面白い!

アメリカ人は大雑把でポジティブ、言いたいことはしっかり言う、と聞きますよね。そして、日本人は真面目で誠実、相手を気遣い、謙遜もする、というイメージが一般的ではないでしょうか。

これはどちらかが良い悪いということではなく、文化の違いですよね。

アメリカでは「No!」と言えないと自分に不利な状況になってしまうため、たとえ遅刻したとしても、自分の意見をしっかり言うことが重要なんだそう。一方の日本は、お互いを思いやって行動していると思えば、仕事などでは時間厳守が当然だったりと、アメリカとは全く異なります。

それぞれ、国が違えば文化が違うのは当然のことですが、今回のエピソードのように「こんな文化は素敵だな」と感じたら、積極的に取り入れていきたいですね。


編集:TRILLニュース編集部

提供:学生・20代

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています

※画像はイメージです