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「そもそも【ギガ】ってなんなの?」実はあやふやな“スマホ”関連単語を《プロが解説!》

  • 2023.7.31
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「ギガが減る」という言葉も最近はあまり聞かなくなりましたね…。でも「ギガ」という単語は、日常的に耳にしますよね。では、そもそも「ギガ」ってなんなのでしょうか?

そこで今回は実はあやふやな「ギガ」の使い方と疑問について、わかりやすく解説していきます。

スマホにまつわる単語「ギガ」とは?

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TRILLニュース作成

「ギガ」とは、データ量(大きさ)を表す単位のひとつ。また「ギガ」はスマホに対してだけ使われる単語はありませんよ。

データの大きさはbyte(バイト)という単位で、1Byteは半角文字1文字分、日本語などの全角文字は2Byteになります。Byteの単位は1024倍ごとにKB(キロバイト)MB(メガバイト)GB(ギガバイト)TB(テラバイト)と表現されます。1mmで1cm、100cmで1m、1000mで1kmと変化するようなイメージです。

スマホにまつわるデータ量は、通信量と本体容量(ストレージ)で使われており、冒頭の「ギガが減る」というのは、ほとんどの場合は通信量のことを指しています。

「ギガ」って増やせるの?

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出典:metamorworks/Shutterstock.com

では「ギガ」を増やすことはできるのでしょうか?通信量と本体容量(ストレージ)で見ていきましょう。

■通信量はプラン変更で可能

データ通信量は契約しているデータプランによって、1ヶ月間に使用できるデータ量が決まっています。たくさんデータ通信する方は、大容量もしくは無制限プランにすれば「ギガが減る」のを気にせず利用できます。

毎月、データ量を気にしながら使っていたり、速度制限になってしまうようであれば、プランの見直しをしてみましょう。

「今月だけ使いすぎちゃった…」という場合は、追加購入もできます。1GBで約1100円程度ですが、詳しくはご自身の契約プランなどをご確認くださいね。

■本体容量は増やせない

スマホの本体容量(ストレージ)は増やすことはできません。本体容量は増やせませんが、対策としてはSDカードかクラウドを活用します。

SDカードを挿入できる機種であれば、画像や電話帳などSDカードに移せるデータは移して本体の保存領域を増やすことができます。

SDカードを挿入できない機種は、クラウドサービスを活用しましょう。iPhoneであればiCloudがありますし、Google OneはAndroidでもiPhoneユーザーでも利用できます。

iPhoneユーザーの方は、iPhone本体のストレージとiCloudストレージの違いを覚えておいてください。「設定」で「Apple IDに関する設定の提案」が表示されたり、「iCloudストレージの空き容量が不足しています」とポップアップ表示されるのは、本体ではなくiCloudの容量不足です。無料で利用できるのは5GBまでなので、iCloudストレージを有料で増やすか、別の場所にバックアップする必要があります。

「ギガ」はどれくらい必要?

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出典:sergey causelove/Shutterstock.com

毎月のデータ通信量とスマホ本体の容量はどれくらい必要なのか?スマホの使い方によるので、今回は大手通信キャリア契約をしている場合の確認方法をお伝えします。

■毎月のデータ使用量

契約内容が確認できる通信キャリアの公式サイトや専用アプリから、過去のデータ使用量を見ることができます。(『My docomo』『My au』『My Softbank』といった契約キャリアが提供する公式アプリなど)

「ちょっと足りないかな」「持て余してるかな」など適切でないプランであれば、他のプランを見てみましょう。わからなければキャリアショップや相談窓口で相談してみるといいですよ。

■本体容量

まずは現在の使用量を確認します。

・iPhone

設定→一般→iPhoneストレージ

これで本体容量の使用量と内訳がわかります。9割以上を使用しているなら、次回購入時はもうひとつ大きい容量の機種にするといいでしょう。(128GBなら256GBにするなど)

・Android

機種にもよりますが、「設定」を開いて「ストレージ」で検索すると確認できます。SDカードの有無は「ストレージ」のページで「外部ストレージ」の項目の有無で確認できます。

まとめ

「ギガ」とはデータ量の単位のひとつでした。スマホにおいては、データ通信量と本体容量のどちらを指しているかによって、会話などの内容も変わってきます。スマホで扱うデータ量はどんどん増えていますので、いずれは「テラが減る」「ペタ不足」なんて時代も来るかもしれません。

 

※記事内の画像はイメージです
※記事内の情報は記事執筆時点の情報です



ライター:津田マリリン(Twitter
スマホ・アプリライター。Androidアプリ開発の知識を活かし、スマホやアプリの魅力を発信。
編集:TRILLニュース