「推しのため」が“客同士や警察のトラブル”に発展　男装カフェ店員「キャストを苦しめている」

男装カフェに行った経験はありますか？女性が男装したりコスプレをしたりして接客してくれるお店で、キャストたちのイケメンレベルは相当高いんだとか。

しかし実際は、お客様同士のトラブルも多いようで…。

本記事では、男装カフェで起こるトラブルについてご紹介します。

男装カフェでの勤務経験がある20代の女性が、キャストして働いていた時のトラブルについて教えてくれました。

私が男装カフェでキャストとして勤務していた頃の話です。お客様同士のトラブルが絶えない日々でした。

推しのキャストが一緒のファンとは交流したくないという、いわゆる同担（推し被り）拒否や、他のお客様への敵意をむき出しにするなど、さまざまなトラブルが多発していました。

お客様同士であからさまに仲が悪いのはもちろん困りますが、仲良くしているフリをしながら影で悪口を言う、という厄介な揉め方が非常に多く、キャスト側では対応しきれないトラブルがあちこちで起きていたことを覚えています。

そして、特に問題だと感じたのが、いわゆる「パパ活」です。

残念なことに、男装カフェのお客様のなかにも、実際にいわゆる「パパ活」をしている子もいらっしゃるようです。その方たちは「推しのため！」という思いが強く、警察に補導されると、男装カフェについても話すのでしょう、警察からお店に電話がかかってきたこともありました。

お客様の「推しキャストのためにもっとお金を稼ぎたい！」という気持ちは理解できます。しかし、パパ活などの危険なことまで「推しのため」と思って行動するのは、私たちキャストを苦しめるだけかもしれないのだということを分かって欲しいです。

男装カフェを楽しみたい、という気持ちは嬉しいので、お客様同士で揉めたり競い合ったりするのではなく、純粋に推しキャストとの時間を楽しんでもらいたいなと思います。

近年、コンカフェがとても増えてきましたね。メイド・アイドル喫茶や執事喫茶だけでなく、最近ではVTuberに会えるコンカフェまであるんだとか。

推しキャストを応援するのはいいことですが、だからといって「推しのために！」と間違ったこと行動をしないようにしたいですね。

編集：TRILLニュース

提供：8ヶ月間男装カフェキャストとして勤務・20代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています
※画像はイメージです

「推しのため」 が“客同士や警察のトラブル”に発展 男装カフェ店員「キャストを苦しめている」