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「スマホの電源が切れても“モバイルSuicaやPASMO”は使えるのか」プロが解説!

  • 2023.7.19
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「電車に乗らなきゃいけないのにスマホの充電がなくなっちゃった!」そんな経験したことありませんか?諦めて切符を買った方もいらっしゃると思います。でもなかにはダメ元で通ってみたら…「あれ?通れた?」そんな経験をされた方もいるのでは?

そこで今回は「スマホの電源が切れてしまってもモバイルSuicaやPASMOなど交通系ICカードは使えるのか?」について解説していきます!通れちゃった方の「なぜ?」に迫りますよ!

スマホの電源が切れていても使える?

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出典:Naomi Seki/Shutterstock.com

機種によりますが、スマホにはバッテリーが切れてしまっても一定時間はモバイルSuicaやPASMOなど交通系ICカードが利用できる“予備電力機能”が搭載されています。

スマホをいつものように動かす電池残量はないけれど、モバイルSuicaやPASMOなど交通系ICカードが動作するくらいの予備電力が残っている状態です。

(1)iPhone
iPhone XS以降であれば、予備電力機能付きエクスプレスカードを設定することで、バッテリーが切れてもモバイルSuicaやPASMOなど交通系ICカードを利用できます。

設定の方法は以下になります。

  1. ウォレットアプリからモバイルSuicaやPASMOなど交通系ICカードを選択
  2. 右上の詳細ボタンから「カードの詳細」
  3. 「エクスプレスカード設定」でオン

ただしiPhoneは、バッテリーが完全になくなってしまった場合と、まだ残量があるのに電源をオフにした場合は使えなくなってしまうので、注意が必要です。

(2)Android
Androidも機種によりますが予備電力機能を搭載しており、電源オフにしても使えます。ご自身のスマホが該当機種かどうかはメーカーの公式サイトでチェックしてみるなど事前に確認しておくと安心です。

Apple Watchにも予備電力機能はある?

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出典:Nataliya Sdobnikova/Shutterstock.com

Apple WatchにモバイルSuicaやPASMOなど交通系ICカードを設定している方もいるでしょう。

残念ながらApple Watchのバッテリーが切れてしまうと改札を通れなくなります。出先でApple Watchの充電はなかなか難しいでしょうから、改札を通る前にバッテリー残量を確認するようにしておくといいですよ。

もし、Apple Watchがバッテリー切れで改札を通れなかったら?

スマホの場合は予備電力機能で、バッテリーが切れてしまっても一定時間は大丈夫そうです。

問題はApple Watchの場合ですが、改札係員さんにその旨を伝えます。

  1. 現金もしくは他のSuicaなど利用可能な交通系ICカードで清算
  2. 充電後に再度、係員さんに入場データを消してもらう

現金も他のSuicaやPASMOなど交通系ICカードもない!という場合は、係員さんに相談してください。

バッテリーの残量確認はこまめに!

モバイルSuicaやPASMOなど交通系ICカードが定期券になっている場合、バッテリー切れで別途清算となるとちょっと悔しい気持ちになりますね。

予備電力機能がついたスマホであれば、電源が切れても一定時間は改札を通ることができます。モバイルSuicaやPASMOなど交通系ICカードをApple Watchで運用するのはとても便利ですが、バッテリーの残量にはくれぐれも注意してくださいね。

 

※記事内の画像はイメージです。
※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※さらに詳しく知りたい方はAppleや各種メーカーの公式サイトをご確認ください。



ライター:津田マリリン(Twitter
スマホ・アプリライター。Androidアプリ開発の知識を活かし、スマホやアプリの魅力を発信。

編集:TRILLニュース