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【北海道】難読駅名「和寒駅」の読み方とは?由来も含めて紹介

  • 2023.8.26
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「和寒駅」は、初見ではなかなか正確に読むことのできない難読駅の一つです。

普通に読もうとすると「わかん?」「かず…さむい…?」と読んでしまいますが、正しい読み方は別にあります。

そこで今回は、「和寒駅」の正しい読み方について、由来も取り上げながら解説していきます。

「和寒駅」の正しい読み方

「和寒駅」は、北海道にある駅の名前です。

北海道には難しい読み方をする地名や駅名がたくさんあり、「和寒駅」もそのうちの一つ。

ヒントは「訓読み」ですが、わかるでしょうか?

正解は……「わっさむ駅」です!

確かに訓読みから漢字を当てた読み方ですが、正直初見では正確に読める気がしませんね。

「和寒駅」の由来とは?

「和寒駅」は特殊な読み方をするため、由来や語源が気になるところです。

北海道の難読駅名や地名は基本的にアイヌ語が由来となっており、「和寒駅」も例外ではありません。

そんな和寒駅の由来は、アイヌ語の「ワット・サム」=「ニレの木の傍ら」です。

和寒は昔「輪寒」あるいは「和参」とも書かれ、アイヌ語の「ワットサム」から転訛したもので「ニレの木の傍ら」の意味です。
昔、ニレの木が繁茂していたところから名づけられたものです。

和寒駅がある和寒町はニレの木が繫茂していた歴史があり、そこから町の名前がつけられたのだとされます。

出典:和寒町 総務課

また、場合によっては「和寒」ではなく「和参」という漢字で書くこともあるようです。

北海道を訪れる際は難読地名・駅名を調べてみよう

北海道には「和寒駅」のほかにも多くの難読駅名があるため、ここではそのいくつかをピックアップしてみましょう。

  • 晩生内駅(おそきない駅)
  • 北一已駅(きたいちやん駅)
  • 安足間駅(あんたろま駅)

いずれもアイヌ語由来の地名から駅名がつけられているため、非常に独特な読み方をしています。

晩生内駅は「オ・ショキ・ナイ(=川尻が高くなっている川)」、北一已駅は「イ・チャン(=鮭・鱒の産卵場所)」、安足間駅は「アンタル・オマ・プ(淵のあるところ)」がそれぞれ由来です。

まとめ

「和寒駅」は「わっさむ駅」と読むため、「わかん駅」「かずさむ駅」などと読まないように注意しましょう。

このように北海道には難読駅がたくさんあるため、知っておくだけで地理知識が増えるものです。

いずれもアイヌ語由来の駅のため、これを機にアイヌ文化にも目を向けてみたいですね。