1. トップ
  2. 【難読駅名】「木古内駅」の読み方は?北海道の難読駅を覚えよう!

【難読駅名】「木古内駅」の読み方は?北海道の難読駅を覚えよう!

  • 2023.8.20
undefined

北海道には難読地名や難読駅がたくさんあるため、道内を訪れる際は道を聞いたりタクシーで行き先を指定したりするときにも苦労するものです。

そこで今回は、北海道の難読駅から、「木古内駅」の読み方を紹介していきます。

名前の由来もあわせてチェックし、北海道地理の知識をぜひ増やしてみましょう。

「木古内駅」の読み方

「木古内駅」は、北海道にある駅の名前です。

「きふるうち…?」などと思わず読んでしまいそうですが、残念ながら読み方は「きふるうち駅」ではありません。

北海道には難読地名・難読駅が多いことで有名ですが、「木古内駅」もそのうちの一つ。

では正解を見てみましょう……「木古内駅」は「きこない駅」と読みます!

「木古内駅」の名前の由来とは?

「木古内駅」は、北海道上磯郡木古内町にある駅で、JR北海道と、道南いさりび鉄道という私鉄が通っています。

駅がある住所を見てもわかるとおり、木古内駅の由来は、地名の木古内町にあります。

また近くには「木古内川」という川もあるため、木古内町・木古内川の両方が由来になったと考えられています。

そんな珍しい名前の「木古内」は、アイヌ語に起源があるのが特徴です。

木古内の地名は、アイヌ語の「リコナイ(高く昇る源)」、または「リロナイ(潮の差し入る川)」から転訛したものと言われています。

出典:木古内町

北海道の難読地名・駅名は、ほとんどの場合アイヌ語が起源となっているため、由来を調べる際には、アイヌ文化や歴史を感じることができます。

木古内町の歴史

ここで、木古内駅がある木古内町の歴史を簡単にチェックしておきましょう。

木古内町には、700年ほど前から和人が定住し、その後、明治12年に木古内(きこない)・札苅(さつかり)・泉沢(いずみさわ)の三村をもって戸長制度が敷かれ、明治18年には釜谷(かまや)を木古内村に編入。その後、幾多の変遷を経て、昭和17年に町制が施行されました。

出典:木古内町

以前はアイヌ民族の地だった木古内町。

和人が暮らし始めたのは700年ほど前からで、さまざまな変遷や沿革を経て現在の木古内町の名前が用いられるようになりました。

北海道といえば札幌や函館などの大きな町のイメージも強いですが、そういった中心都市と比べると、木古内町は比較的のどかで落ち着いた雰囲気が見られます。

しかし実は木古内駅には1日16本もの新幹線が停車するため、田舎的雰囲気もありながら、北の大地の始発駅として親しまれています。

まとめ

北海道の難読駅の一つ「木古内駅」は、「きこない駅」と読みます!

由来はアイヌ語から来ているため、やや変則的な読み方をするのが特徴です。

これを機に、のどかで美しい木古内町の歴史・文化にもぜひ触れてみてくださいね。