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「事由」の読み方・正しい使い方は?「理由」との違い

  • 2023.8.17
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やや固めの文章などでたまに見かける「事由」という言葉。

「なんとなくニュアンスで使ったり読んだりしているけれど、実は意味はよく理解できていない…」という方は意外に多いのではないでしょうか?

今回は、そんな「事由」の読み方や意味、正しい使い方を紹介していきます。

「事由」の読み方・意味を整理しよう

「事由」の読み方は、「じゆう」です。

物事が起こった原因や要因を指す言葉であり、同じ意味で法律用語としてもよく使われています。

一般的には類語である「原因」「要因」「理由」を使うため、「事由」をあえて会話のなかで使用することはありませんが、意味はしっかり理解しておきたいところです。

「事由」と「理由」の違いと使い分け方

「事由」は「理由」と意味も響きもよく似ているため、使い分けに迷うことも少なくありません。

実際に「事由」と「理由」は言い換えて使用できるシーンも多いため、この点がますます両者の使い分けを難しくさせるポイントです。

わかりやすくいうと「理由」は「物事が起きた筋道やいきさつ」を指し、そこには「事情」なども含まれます。

一方で「事由」には「事実」のみが当てはまるため、事情や人の心理などは含まれません。

「夜更かしをしたため、寝坊し、会社に遅刻した」という状況を例に挙げて考えてみましょう。

「遅刻」が起きた「事由」は寝坊という事実のみで、ここでいう「理由」は夜更かしということになります。

「事由」の正しい使い方を例文とともにチェックしよう

「理由」と「事由」は異なるため、「事由」について述べる場合は、とにかく物事が起きた原因となる事柄を示す必要があります。

例文を見てみましょう。

  • 事由もなく不当解雇に遭った
  • 誤送信は重大なミスなので、事由書を提出してください
  • 利用規約違反は、強制解約の事由に該当します
  • トラブルが起きた事由は、ダブルチェックを行わなかったことです

このように事由は物事の原因となる事実にあたるため、理由と混同しないように注意しましょう。

まとめ

今回は、「事由」の意味や読み方について解説してきました。

「事由」は「理由」とよく似ており、言い換えてもほぼ意味は通じますが、しっかりとした文章のなかでは間違った使い方をしないように注意が必要です。

「事由」の正しい使い方や例文をチェックして、誤りを防ぎましょう!