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これはなんと読むの…?「琴線」の読み方と意味とは【難読漢字】

  • 2023.8.7
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「琴線」という言葉は、初見ではなかなか正しく読めないものです。

普段の会話の中ではたまに使うことがありますが、「漢字は知らなかった」という方も少なくないでしょう。

そこで今回は、「琴線」の読み方や意味を解説していきます。

「琴線」、読める?

まずは「琴線」の読み方からチェックしてみましょう。

楽器の「琴」の線と書いて「琴線」、読み方はなかなかピンと来ないものです。

ではここでヒントを出すと、「琴線」という言葉を使った表現には、「琴線に触れる」という慣用句があります。

ヒントでひらめいた方も多いのではないでしょうか?

「琴線」の正しい読み方は……「きんせん」です!

「琴線」の意味とは?

「琴線」には2つ意味があり、1つ目はそのまま「琴に使用されている糸」を意味しています。

2つ目は、物事に感動・共鳴しやすい感情を、琴の糸を比喩として使ったときの言葉です。

そのため主に2つ目の意味は、「琴線に触れる」という慣用句で使用されます。

「琴線に触れる」とは、良いものを見たり聞いたり体験したりして感動することを意味します。

そのため物事に触れて感動を覚えたときは、「私の心の琴線に触れた」などの表現をぜひ使ってみましょう。

「琴線に触れる」の誤った使い方に注意

近年、「琴線に触れる」という表現はやや間違った使い方がされているため、文化庁月報でもそのことには以下のように触れています。

インターネットで「琴線」という言葉を検索すると,「怒りの琴線に触れる。」という表現が多く見つかります。しかし,これは,本来の「琴線に触れる」の用法とは違っています。

出典:文化庁

上の意味でも触れたように、「琴線に触れる」の慣用句は、良い物事に共感したり感銘を受けたりしたときに使う表現です。

したがって、「怒りを買う」「不快に思う」などの意味合いで使うのは、本来の用法とは異なることがわかります。

物事を見て怒りや不快感を抱いたときは、「琴線に触れる」というよりも、「気に障る」などの表現が適切といえるでしょう。

正しい言葉の使い方には十分に注意しましょう!

まとめ

今回は、「琴線」の読み方や意味について解説してきました。

「琴線」は「きんせん」と読み、よく使用される表現には「琴線に触れる」という慣用句があります。

「琴線に触れる」という慣用句は間違った使い方をされることも多いため、今回を機に、正しい使い方についてはしっかり理解を深めておきましょう!