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「長都駅」は“ながと駅”ではない!?【難読駅名】の読み方やルーツをご紹介

  • 2023.7.31
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長都駅は、北海道にある難読駅名の一つです。

そのため初見で読むのは非常に難しく、地元以外の方はほぼ100%の確率で読み方に戸惑うもの。

今回は、そんな「長都駅」の読み方を詳しく解説しつつ、語源もチェックしていきたいと思います。

「長都駅」の読み方とは?

「長都駅」は、北海道にある駅名の一つです。

そのまま読むと「ながと駅」などといった読み方をしてしまいますが、残念ながら、そのままの読み方は不正解となります。

というか、初見の人はほぼ読めないのが長都駅の特徴です。

そんな難しすぎる「長都駅」の読み方の正解は……「おさつ駅」です!

よくよく見てみれば、「長(おさ)」と「都(つ)」は両方とも一般的に使われる読み方ですね。

しかしそうは言っても、一発で長都駅をおさつ駅と読むのは至難の業になりそうです。

「長都駅」は北海道千歳市にある駅!

「長都駅」は、北海道千歳市長都にある駅になります。

長都という地名をもとに名づけられており、JR北海道の千歳線が通っています。

実は「副駅名」としては、「キリンビール北海道千歳工場前」という名前が用いられているのも特徴です。

そのため実際に、近くにはキリンビールの北海道千歳工場があります。

そんな難読地名の長都は、アイヌ語を起源としています。

長都駅の北側にはアイヌ語で「オ・サッ・ナイ(=川尻が乾いている川という意味)」という長都川が流れており、その川が地名の由来です。

ちなみに「ナイ(川)」というアイヌ語は、有名な地名「稚内(わっかない)」にも反映されています。

稚内は、「ヤム・ワッカ・ナイ(=冷たい水の川)」という意味のアイヌ語を起源としています。

北海道にたくさんある難読地名の多くはアイヌ語がルーツ

北海道は、長都以外にも多くの難読地名があることで知られています。

  • 苫鵡(とまむ)
  • 月寒(つきさっぷ)
  • 愛冠(あいかっぷ)
  • 色丹(しこたん)
  • 美利河(ぴりか)

これらの起源の多くは、アイヌ語です。

調べてみるとさまざまなアイヌ文化が見えてくるため、興味を持った方は、ぜひ難読地名からアイヌ文化に触れてみてくださいね。

まとめ

今回は、「長都駅」の読み方や由来を解説してきました。

長都駅は「おさつ駅」と読み、ルーツはアイヌ語にあることがわかりましたね。

北海道にはたくさんのアイヌ語起源の難読地名・駅名があるため、雑学の一つとして、ぜひ調べてみてくださいね。