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【ビジネス用語】読めなきゃマズいかも…。「月極」の正しい読み方と意味とは?

  • 2023.7.27
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駐車場を定期で契約するときなどによく耳にする「月極」という言葉。

意外と「げっきょく」と読んでいる方は多いのではないでしょうか?

今回は、実は「げっきょく」とは読まない「月極」という言葉について、正しい読み方や意味を解説していきます。

「月極」の読み方とは?ヒントは訓読み!

月極の読み方は、勘違いしやすいですが、実は「げっきょく」ではありません。

一般的に漢字の熟語は音読みを続けて読むパターンが多いですが、「月極」には、残念ながらそのパターンは当てはまらないのです。

音読みでないとするなら、そう、ヒントは訓読みです。

「月極」の読み方の正解は……「つきぎめ」でした!

読み方を知らないと、なかなか一発では読めませんね。

「月極」の意味って何?

月極とは、1か月単位で何らかの契約や約束事などをすることです。

1か月を単位として契約などをきめること。「―の駐車場」「―で新聞をとる」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

例にもあるように、月極という言葉は、駐車場を1か月単位で契約する際によく耳にしますね。

用例としてはあまり一般的ではありませんが、1か月単位で賃料を払っているので、アパートやマンションなどの賃貸物件も月極ということになりますね。

ちなみに1日単位で契約する場合は、「日極(ひぎめ)」という言葉を使います。

「極」はなぜ「きめ」と読む?

月極=つきぎめとわかったところで、今度はそもそもなぜ「極める」という字を「決める」という意味合いで読むのか疑問が残りますね。

この由来には、戦前まで定着していた「極」の昔の読み方が関係しています。

今は「極める」=「きわめる」が正しい読み方ですが、実は戦前までは、「極める」の読み方は「きめる」が一般的だったのです。

その読み方のとおり、意味も「決める」と同義でした。

現在は「極める(きめる)」という読み方は廃止されていますが、月極の読み方のルーツは、昔の「極める」の読み方や意味にあったのですね。

まとめ

月極の契約で駐車場や新聞の料金を払うことは、よくあることです。

その際に「げっきょくで契約したいんですけど…」と言ってしまうと、さすがに恥ずかしいもの。

ぜひ「月極」=「つきぎめ」の読み方を覚えて、恥ずかしい間違いを回避してくださいね!