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夕方頃に街で流れる「夕焼け小焼け」、地域によって“意外な呼び名”があった

  • 2023.7.10
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画像:PhotoAC

あのチャイムの呼び名に、地域差があることをご存じでしたか?

夕方のチャイム、なんて呼ぶ?

チャイムの呼び方の差について教えてくれたのは、千葉県松戸市出身の女性です。

 

大学時代、千葉県松戸市民の私は、都内でバイトをしていました。一緒に働くアルバイトスタッフたちは、千葉県民や埼玉県民、東京都民など首都圏のさまざまな地域からの学生たち。

ある日、バイト先の同期3人で遊びに行った日のこと。

夕方に飲み屋街を歩いていると「夕焼け小焼け~の♪」とメロディが聞こえてきたので、私は「あ、よいこのチャイムだ」と言いました。

するとその瞬間、両隣の同期2人は「???」と不思議そうな顔に。そして、ある同期がこう言ってきたのです。

千葉県柏市民の同期「え?“パンザマスト”じゃないの?」

パ、パンザマスト!?なにそれ?????

何か聞き間違えたかな…と困惑していると、今度は、もう一人の同期がこうツッコミを。

埼玉県民の同期「や、普通に“帰宅のチャイム”でしょ。笑」

私が当たり前に「よいこのチャイム」と呼んでいた夕方のチャイムが、少し地域が違うだけでこんなに呼び方が変わるなんて!と、かなりの衝撃を受けた瞬間でした。

「パンザマスト」の由来は?

「パンザマスト」という呼び名は、約40年前に柏市内で起きた事件がきっかけで、千葉県柏市民に広く使われるようになったようです。

事件が起きた後から、日没に合わせて「夕焼け小焼け」を流して子ども達へ帰宅を促す運動がスタート。この時に使われる防災行政無線の柱が「パンザーマスト」という名前であることから、夕方のチャイムを「パンザマスト」と呼ぶようになったといわれています。

なお、柏市から見て松戸市と反対側に隣接する千葉県我孫子市の一部でも、「パンザマスト」という呼び名は定着しているとのこと。もしかすると、柏市民の同期の方も、夕方のチャイムを「パンザマスト」と呼ぶ由来までは、知らないかもしれませんね。

日常生活での知らない名称

日常のなんてことのない何かも、自分が知らないだけで、実は意外な呼び名やその由来があるのかもしれません。

「聞いたことない!」というような呼び名に出会ったら、ぜひ由来も調べてみると面白そうです。


編集:TRILLニュース編集部

提供:千葉県松戸市出身の20代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。

※画像はイメージです。