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シャワー中のカラオケで語学習得!? イタリアマンマに学ぶ、すきま時間活用法

  • 2015.12.17
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仕事も家事も忙しくこなしている知人女性の家におジャマしたときのことです。リビングのテーブルには本が山積みになっていました。

© s_l - Fotolia.com

「いったいいつ読んでいるの?」と聞いてみたところ「煮物をつくっているときとか、洗たくものをたたむ間にちょっとずつつ読んでいるの。一気読みする時間はないけど、意外とオススメよ」という答えが返ってきました。

世間話をするときも、政治から芸能ネタまで幅広くおしゃべりできるほど見識がある彼女だけに、さすが…と思ったものです。今回は、仕事も家事もプライベートもフル回転のイタリアマンマたちが、日ごろから実践している「すきま時間活用法」についてご紹介します。

1.バスタイムに集中して勉強

法律事務所で働く知人女性は、入浴時間を読書と外国語レッスンにあてています。彼女の家のバスルームには、備えつけの大きな本棚とステレオがあります。

「めずらしいね〜」と声をかけると「バスルームにいるときは、必ず何か本を読んでいるの。やることが限られるし、ジャマが入らないから集中して読めるのよ」という答えが返ってきました。

ステレオはシャワーの間のスペイン語レッスンに使っているそう。会話のCDでも聞いているのかと思ったけど、どうやらちがうそう。

「最初はスペイン語会話のCDを買ったけど、あきてしまって続かなかった。かわりにラテン音楽を流して、自分でも歌いながら歌詞を聞きとるようにしている」といいます。

シャワー中にひとりカラオケをするおかげで、すんなり歌詞を覚えられるそうです。わからない単語が出てきたときは風呂上がりにすぐ本棚の辞書で意味を確認するとか。「バスルーム勉強法」のおかげで、語学の試験にも合格したといいます。

2.歯をみがきながら読書

2人の子どもを育てながら教師として働く知人女性は「歯みがきの時間を読書タイムにしている」といいます。「歯をみがいている間はこっちもしゃべれないから、家族もあまり干渉してこない。意外と自分の時間を確保できる」と語る彼女。

仕事の資料を読むこともあるそうで、その場合はいつも以上に歯みがきに時間をかけてしまうとか。洗面台を占領しそうなときは、にキッチンへ移動してゆっくりやることを心がけているようです。

「長くみがいても15分くらいが限界。でも、家では1日2回歯をみがいているから、最大30分を自分の読書タイムにあてられる。ストレスの解消にも役立っているみたい」といいます。

この習慣のおかげか、毎年の歯科検診でひっかかったことは一度もなく、いまではご主人もマネしているそうです。

「やりたいことがあるのに『時間がない』といいわけしちゃダメ。時間はつくるものなのよ」と彼女たちにいわれ、筆者も大きくうなずいてしまいました。

1日に割ける時間がわずかでも、「チリも積もれば山となる」もの。人生の大きな充実につなげられるよう、できることからはじめてみるとよさそうです。

(金丸 標)

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