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「あんたは他人以下!」子どもの気持ちを無視する、身勝手なママ友にブチ切れ!<ご近所トラブル物語>

  • 2024.11.21

庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。サラちゃんの母親・リカさんは、ユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんに苦手意識がありつつも、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちがあったはなさんは、「ユージとのデート中にサラちゃんを預かってほしい」というリカさんからの頼みを受け入れていました。しかしリカさんは、サラちゃんの遊ばせ方を始め、ユージとの仲がうまくいかないことまで理不尽にはなさんを咎めることがあり、はなさんは限界を感じながら、「子どもたちのため」となんとか我慢していました。

そんなある日、サラちゃんを預かり遊んでいると、突然、警察官が訪ねてきました。そして、「ここのお家にサラちゃんが誘拐されていると、親御さんから通報を受けまして」と衝撃の言葉が飛び出たのです。その後、「相手の親御さんが通報は勘違いだったと話している」とのことで騒動は収まりますが、もちろんはなさんは怒り心頭。リカさんの家を訪ね、直接話すことに。

しかし、リカさんは玄関から顔を出すも、なかなか外に出てきません。「警察が来て疲れてるから」と他人事のように話すリカさんに、我慢の限界を迎えたはなさん。扉をこじ開け、リカさんの胸ぐらをつかみ、「アンタ、何言ってんの。自分が今日何をしたかわかってる!?」と怒鳴りつけました。

するとリカさんは、「サラがいなくなったから警察に電話しただけじゃん」と開き直り……。

自分本位なママ友にブチ切れ

「はなちゃんは、私の友だちでしょ? こっちの気持ちくらい理解してよ」と平然と言ってのけるリカさん。

「はぁ!? 警察に通報されて犯罪者にされて、友だちなわけないでしょうが! なんなら、あんたなんて他人以下よッ」

今までたまっていたモヤモヤと、今回の事件で、はなさんは完全にキレていました。

「そんな他人に、最後、ひとつだけ教えといてあげる。今一番かわいそうなのはね……あんたでも私でもなく、サラちゃんだから!」

怒りとサラちゃんを思う気持ちから、涙を流しながら訴えるかなさん。

「はぁ!? 私の幸せは? サラのせいで何もかもうまくいかな……」

「うるさい!」

サラちゃんがユージに懐かないから、ユージとの関係がうまくいかないと思い込んでいるリカさん。そんなリカさんの言葉を遮り、はなさんは続けます。

「あんたみたいな人間でもね、サラちゃんにとっては世界でたったひとりの大切なママなんだよ!」

はなさんは、自分のことばかり優先し、勝手な行動をするリカさんを咎めたのでした。


リカさんに、「友だちではなく他人」と言い放つも、サラちゃんのことだけは心配だったはなさん。サラちゃんの気持ちをわかろうとしないリカさんの自分勝手な言動に、同じ母親として、許せなかったのではないでしょうか。

母親もひとりの人間。自らの幸せを望む気持ちはあって当然ですが、はなさんが言うように、子どもにとって母親は唯一無二の存在です。自分の幸せばかりを考えて、子どもの気持ちをないがしろにすることがないように、リカさんには自身の言動を省みてほしいものですね。


著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ

ベビーカレンダー編集部

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