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「きっしょ」人の死すら悼むことのできないクズ親に、ついに反撃開始!?<私はいらない子>

  • 2023.6.24

娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫のミホちゃんよりも、素性の知れないサオリちゃんばかりをかわいがっていた義母が急に亡くなり、さらに義母の形見の指輪がなくなっていることに気づきます。ミホちゃんの目撃証言により、サオリちゃんの母親がホノカさん宅へやって来ました。出張に行っているはずのサオリちゃんの父親は実は服役中で、子どもたちがコジキまがいのことをしたり、嘘をついたりしても、一切の罪悪感を抱かない様子の母親に嫌悪感が増していきます。

義母の妹であるおばさんが指輪の件で訪れた際、サオリちゃんの母親は「サオリがもらったんですけど!?」と言い張り、サオリちゃんは嘘泣きをしますが、おばさんは平然とサオリちゃんの指から義母の形見の指輪を抜き取ります。「いざとなったら警察にも動いてもらう」とサオリちゃん親子を牽制。サオリちゃんの母親は、指輪の持ち主である義母に直接確認しろと迫りますが、おばさんはすでに義母が亡くなっていることを告げたのでした。すると、サオリちゃんが涙を流し始め……!?

あげればいいじゃない このこじきさんに

義母の死を知ったサオリちゃんは泣いてしまいます。そんなサオリちゃんを見て、「きっしょ」と嗤う母親。図々しくも「指輪返してあげたんだから」とホノカさん宅の暖房器具をねだります。

すると、おばさんが「あげればいいじゃない このこじきさんに」と一言。怒りながらも、サオリちゃんの母親は暖房器具を持って帰るのでした。一方、ホノカさんは毒親に育てられ、疫病神と罵られていたサオリちゃんに対し、つい同情してしまうのでした。

母親とは違い、最後に頭を下げていったサオリちゃん。嘘をつくことはいけませんが、その裏には家庭環境などの複雑な事情があるのかもしれません。自分の子どもに暴言を吐き捨てる母親を見て育てば、物事の善悪の判断がつかない子になってしまうことも考えられます。みなさんがホノカさんの立場だったら、サオリちゃんに対してどのような感情を抱きますか?


著者:マンガ家・イラストレーター しろみ

ベビーカレンダー編集部

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