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やめるだけで“瘦せ体質”への近道に! 実は逆効果な「NGダイエット」の特徴

  • 2023.6.23

情報過多の時代、どれが自分に合うダイエット法かわからない方も多いのではないでしょうか。今回はヨガインストラクターの筆者が、実は逆効果かもしれない「NGダイエット」についてお伝えします。おすすめのストレッチもご紹介するので、痩せ体質を目指したい方は参考にしてみてくださいね。

自律神経を乱すダイエットはNG

ダイエットを始めるときは、早く結果を出したいという気持ちから、食事を抜いたり激しい運動をしたりと、極端なことをしてしまいがちです。しかし極端なダイエットは、継続するのが難しいもの。そして、心体の機能を正常に保つ自律神経のバランスを乱してしまうことがあります。

自律神経は、体の土台となる大切な部分。難しいダイエット法に挑戦するよりも、まずは自律神経を乱すダイエットをやめることが大切です。

自律神経の乱れで腸に影響が出ることも

自律神経の乱れによる影響が顕著に出やすいのが、腸内環境。善玉菌(※1)が多くお通じのいい腸内環境だと、栄養を吸収しつつ、不要な老廃物が排出され、健康的に痩せ体質を維持しやすくなります。

しかし、食事を抜いたり、急に激しい運動を始める・やめるを繰り返したりすると、自律神経の働きが乱れ、生活リズムが狂ってしまうことも。その結果、腸内環境に悪影響が及ぶことがあります。

腸内環境を整えるには、食事のリズムや栄養素に気を配ることが大切。加えて、水分をこまめに摂って循環を促すことも意識すると良いでしょう。

理想的な水分摂取とは?

筆者が運営するヨガ教室で、水分を摂取してくださいねとお伝えすると、多くの方は「水分はきちんと摂っています」とおっしゃいます。それにもかかわらず、むくみや便通の不調についてよく相談されるので、疑問に思って詳しく聞いてみると、「ジュースやコーヒー、お茶などを飲んでいます」と回答される方が多いのです。

コーヒーや色のついた飲み物は利尿作用があるものが多く、体内に必要な水分を摂取できているとはいえません。理想的な水分摂取はお水です。1日のうちにこまめに飲む習慣をつけましょう。

自律神経と腸の調子を整える全身ストレッチ

ここからは、自律神経と腸の調子を整えるためのストレッチをご紹介します。

1.右腕で500ml程度の重さのペットボトルなどを持ち、腕の力を抜きます。
2.左腕を後方へ回して後頭部に手を置きます。
3.息を吸い、吐きながら胴体を右にカーブさせるように倒していきます。
4.体の伸びを感じながら、深い呼吸を続けます。
5.5回呼吸したら体勢を戻し、反対側も同様に行いましょう。

1.脚を腰の幅程度に開いて立ち、息を吐きます。
2.息を吸いながら、両腕を前方から持ち上げていきましょう。脚の付け根から胴体をそらすようにして、腕を頭上に上げていきます。
※このとき、お尻から押し出すように促し、体の前面が弓なりになるように意識しましょう。

3.吐く息で元の位置へ戻します。これを3~5回続けましょう。

自律神経を整えるには姿勢も重要

自律神経の乱れは体全体に影響を与えるとされています。痩せ体質を目指すなら、無理な食事制限や激しい運動ではなく、まずは自律神経を乱さないことを意識しましょう。

あわせて、姿勢に気を配ることも重要なポイント。姿勢が悪いと呼吸が浅くなったり、内臓が圧迫されやすくなることも。ダイエットを始める際は、姿勢を整えるストレッチを取り入れてみてくださいね。

【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 腸内細菌と健康

©Sofia Zhuravets/gettyimages

筆者情報

上村由夏
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】をホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より植物療法とヨガセラピーを組み合わせ「心と体と性化学」講座として女性の体の整え方、フェムケア、セクソロジーに特化した講座を開講。

文/上村由夏

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