駅でコケたら「邪魔だ！」と言うおじさん！さらにバッグを蹴られ【通行人】が助けてくれた！その後？

駅のような多くの人が集まる場所では、トラブルが起こることもありますよね。しかしトラブルに巻き込まれた結果、さらに予想外の出来事が起こることも。そこで今回は知人から聞いた「駅でおじさんにバッグを蹴られた話」をご紹介します。

Aさんは都内で働く女性です。いつも電車で通勤しています。しかしそこでトラブルに巻き込まれることに……。

その日、仕事が終わり、電車に乗っていたAさん。自宅の最寄り駅に到着し、ホームを歩いていたところ、やってしまいました。

なんと、ド派手に転んでしまったのです。

思いっきり転び、持っていたバッグも放り出してしまったAさん。しかし災難はそれだけではありませんでした。

「邪魔だ！」そんな怒号が聞こえてきたのです。

見上げるとそこには40代程度のサラリーマンの姿が……。確かに男性の通行を邪魔してしまったようでした。

しかしそこでとんでもないことが起こります。なんとその男性はイライラしたのか、「おらっ！」と言って、Aさんのバッグを蹴り飛ばしたのです。

まさかの行動に呆気にとられるAさん。男性はそのまま歩き出していきました。

かなり腹が立ちましたが、男性に向かっていく勇気もありません。何も言わずにバッグを拾おうとしたところ……。

「おい、あんた！この子に謝れ！」

バッグを蹴った男性に向かって、そう声をあげた人物がいました。周囲にいた別の通行人です。

「あぁ？」とバッグを蹴った男性は、その通行人に向かっていきます。

「ヤバい！」そう思ったAさんでしたが、そんなことはありませんでした。

「そうよ！謝りなさい！」今度は別の女性が、バッグを蹴った男性に向かって声をあげたからです。

「いや、なんで俺が……」男性は少し怯みます。

すると、さらに多くの人たちが、「謝れ！」「最低だぞ！」「恥ずかしくないのか！」そんなことを口々に叫びます。

なんと通行人がみんなでAさんの味方をしてくれ、男性を取り囲んだのです。多勢に無勢。バッグを蹴った男性もこれはどうにもできないと諦めたのでしょう。

「すいませんでした」と渋々、Aさんに頭を下げました。

これによりAさんは泣き寝入りすることもなく、男性から謝罪をうけることができたのです。

その後、Aさんは通子人の人たちに「ありがとうございました」と感謝を告げました。そして「都会にも優しい人たちがたくさんいるんだ」と温かい気持ちになって、Aさんはその場を後にしたのでした。

いくら邪魔だったとはいえ、バッグを蹴るなんて驚きですよね。通行人の人たちの優しさには、心が温まりました。

ltnコラムニスト：ふくろうクジラ