太ってしまった憲兵→本国から来た宣告が恐ろし過ぎる【米軍基地で働いてみた(5)】

＜前回の続き＞私が働いていた基地にやってきた新任のMP達ですが、ハイカロリーな食事のせいで、数か月でぽっちゃり体型になってしまったのです。

本土の広大な基地では、多忙な状況の中で体力を維持するために高カロリーな食事が確かに必要なんでしょう。
しかし、私が働いていた基地はアメリカとは違ってコンパクトな環境。
消費エネルギー量は激減し、圧倒的にカロリーオーバー！

彼らは「食事量は前と同じだ！」と言い張るのですが、「だからだよ！」と心の中で叫びつつ、MP達には「ジムでカッコいいワークアウト姿をもっと見せてよ！」とびっきりの笑顔を向けました。

それからは「今日も来たよー！」とポッチャリMP達がジムに来るようになったのですが、やはりなかなか膨らんだお腹はへこみません。

そんなある日のランチタイムにポッチャリしてしまったMPが食堂にやってきました。

「今日はどんな揚げ物メニュー頼むのかな？」と、思いながら注文を聞くと、「サラダ、ノードレッシング、and 水」と、まるでヴィーガンのような注文が！！
よく見ると、なんだか少ししょんぼりした様子です。

聞けば、本国の奥様に体型の変化がバレてしまい「痩せなきゃ離婚！」と言われたとか…。

そして小さな声で「車で食べる…」とポツリ。
「いつもならここで食べるのになんで？」と聞くと、MPは無言で周りを見渡します。

視線の先のテーブルにはてんこ盛りのポテトに、ピザやバーガーを頬張り、飲み放題の炭酸を楽しむ兵士たちの姿がありました。（そりゃ辛いよねぇ）

その後、朝1回だけだったワークアウトは仲間を引き連れ昼休みと勤務後にもジムに来るように！

愛する妻のため、いや、離婚回避の為の毎日汗びっしょりで体を動かす一生懸命で必死な姿に、思わず日本語で「可愛いなぁ〜」と声が出て、クスっと微笑む私でした。

さて次回、基地にやってきた女性兵士がヤバすぎたお話をご紹介します！