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【永野芽郁】ハッピーのハードルは低ければ低いほうがいい

  • 2023.6.22

◆めいちゃんがずっとハッピーでいられる理由

ある種の割り切りと身近に幸せを見つける努力で常にハッピー!

「朝起きて、外が晴れているだけで幸せです。どんなに忙しいときでも、移動中の車の中では話しているか、歌っているかの二択。いつも楽しそうだねってよく言われますね。誰かに幸せにしてほしい、楽しませてほしいとは考えたことはありません。いつも心にあるのは、どうすれば自分で自分を幸せにできるか?ということ。それもあって幸せのハードルが低いのかもしれません」

見ているこちらまで幸せになってしまうようなとびきりの笑顔でそう語る彼女。だけどキャリアが長いぶん、ときにはモヤモヤする場面もあったのでは?

「“私ならこうするのに”と思うこともありますが、世の中にはこれだけが正解、なんてものはそうそうないので仕方ないと考えています。ただ、胸に秘めて我慢するというよりは、マネージャーさんに話して考えを整理したり、相手に伝えたほうが良いと判断したならそうしたりなど、ポジティブに割り切ります。

いつもニコニコしているからか何にも考えてなさそうって思われることが多くて、意見を言うと相手にびっくりされちゃうこともあるけど……。だけどそこがおもしろいギャップだと捉えてくださる方もいて、そういう方とはすごく仲良くなれるから、人間関係っておもしろいです。私は自分の内側に入れるのは感覚が似ていたり、わかり合える人だけでいいと思っているので、変にあれこれ悩まず、健やかでいられるのだと思います」

仕事には常に全力投球。それゆえ1つの現場が終わると毎回、数キロは体重が減るという。それでも「仕事が楽しいです!」と笑う。

「当然のことですが、作品は俳優だけでなくいろんな方々の力で成り立つもの。その中で経験値や価値観の違う人たちと密に関わっていると、それまで自分の中になかった知識をもらえます。それがすごくおもしろいんです。寝る時間が取れないほどタイトな現場、自分の調子がよくなかった現場。いろんな大変さがあるけれど、毎回それを越える楽しさがあるからやめられません。そもそも私、辛かったことは過ぎるとすぐに忘れちゃうんです。いいことしか記憶に残らない。これって特技ですね(笑)」

永野芽郁さん
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晴れているだけで幸せ。幸せのハードルは低ければ低いほうがいい
永野芽郁さん

永野芽郁/Mei Nagano
1999年9月24日生まれ、東京都出身。NHK連続テレビ小説『半分、⻘い。』でヒロインに抜擢され大きな反響を集める。本年はNetflixシリーズ作品初主演となるドラマ『御手洗家、炎上する』が配信予定のほか、出演映画『こんにちは、母さん』が9月1日に公開予定。

撮影/吉田崇 ヘアメイク/KUBOKI(Three PEACE) スタイリング/岡部美穂 取材・文/中川知春

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