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「心許してた同僚がまさかの裏切り…」35歳不倫妻を飲み込んだ「地獄級の不幸の渦」【後編】

  • 2023.6.21

夫(一孝さん・仮名・36歳)と「浮気はしない」と約束して同窓会に参加した栞さん(仮名・35歳)。しかし、同級生の吉雄さん(仮名・35歳)とはからずも不倫関係に。その後、彼は夫を不倫現場に呼び出し「俺の彼女を横取りした仕返しに妻を略奪した」と衝撃の事実を暴露して。栞さんは不倫相手にあっさり捨てられてしまいます。

「まさかあんな形で不倫がバレるとは思ってもみませんでした。彼は夫への復讐が終わると『もう用はない』と私をすぐに捨てたのです。こうなったらどうにか結婚生活を続けるしかないと考えて『仲直りしたい』と夫を高級レストランへ誘うことに。おいしい料理を食べて気持ちも新たに夫婦で再スタートを切ろうと思っていました」

この後「夫とやり直したい」と考えていた栞さんに思わぬ展開が待ち受けていたのです。

同僚とばったり会って…そこで聞かされた驚愕の事実とは…?

「食事が終わり店を出ると『栞さん! 夫婦でお出かけ? 』と声をかけられて…振り返るとそこには同じ職場の理恵さん(仮名・33歳)の姿がありました。

すると、隣にいる夫を見て『あれ? もしかして一孝…? 』と驚いた顔をして。突然彼女は『あなたの奥さん浮気しているわよ』『休みの日に仕事だと嘘までついて…スマホもわざわざ職場に置いて密会しているんだから』と夫に不倫を暴露したのです。

さらに『こんなことになるなら、私と結婚すればよかったのに』『妻に裏切られていたなんてかわいそう』と同情し始めて…この発言から、理恵さんが夫の元カノだと判明。そのうえ、元不倫相手から夫が略奪した女性だということもわかりました」

同僚が夫の元カノだったなんて…栞さんは「世間は広いようで狭い」と実感させられたと言います。

「その後はもう修羅場でした。私が不倫を隠すためについた数々の嘘を夫はまったく知らなくて…。『不倫のためにそこまでしていたなんて…』とポツリとつぶやくと『もう一緒にはいられない』『すぐに家を出て行ってくれ』と私に言い放ったのです」

栞さんも、自分が夫を傷つけたのだから、家を追い出されても仕方ないと思ったそう。でも、急なことで行く当てもないので、とりあえず何も言わずに実家に帰ったのだとか。

「父と母は家に入れてくれませんでした。私が実家に帰ると見越した夫が『娘さんの不倫で夫婦関係が破綻した』と両親に連絡を入れていたのです。

『なんてことをしたんだ』『うちにあげることはできない』と追い返されてしまって…。しばらくホテルを転々としていたら、夫から正式に離婚を告げられました」

その後栞さんは、不倫を理由に夫から慰謝料を請求されたそうです。

心機一転仕事に打ち込もうと思ったものの、職場で衝撃の噂が広がって…

「私は、一生懸命働いて慰謝料を払おうと決意しました。しかし、そのタイミングで理恵さんが『彼ができたの』とスマホの写真を職場で見せて回って…そこには元夫である一孝さんの姿が…。

なんと二人は長い時を経てよりを戻していたのです。同僚の中には一孝さんの存在を知っている人もいたので、たちまち職場で『理恵さんの彼って栞さんの元夫らしいよ』『いつから三角関係だったの? 』と噂が広まって…。

私はこの出来事がきっかけで職場に居づらくなり、会社を辞めるはめになりました」

このご時世すぐに次の仕事が見つかるはずもありません。しかし、悪い流れはここで留まることなく栞さんをのみ込んでいきます。

「ある日、理恵さんから『一孝さんと結婚することになりました』というLINEが届いて。それは、私に祝福してほしいわけではなく『あなたと違って、私たちは幸せになります』という皮肉たっぷりの内容でした。その言葉で私が意気消沈したことは言うまでもありません」

不倫に溺れたことが原因で何もかも失ってしまった栞さん。約束を破り多くの嘘をついて夫を裏切ったのだから、この結果は「自業自得」と言えますね。これから、どんなに困難でも自分のしたことをすべて償って生きていくしかありません。

©xijian/Getty Images
©liebre/Getty Images

文・菜花明芽

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