【30代・40代に似合うネオソバージュ】今と昔の違いは？ レングス別のおすすめと、基本のスタイリング方法を解説

80年代に誰もが夢中になったソバージュが、今、ネオソバージュと呼び名をかえて新たなブームに！ 根元からのウェーブと軽やかな質感が魅力のソバージュは、ボリュームが簡単に作れて大人の髪悩みをカバーするうれしいスタイル。そこで、トレンド感たっぷりな大人が似合う最新のネオソバージュスタイルを、ショートからロングまでレングス別にご提案します。

ソバージュとは？

ソバージュとは、根元から毛先まで細かいウェーブを均一にかけたヘアスタイルのこと。無造作感とふわっと動きのある柔らかい質感が魅力で、1980年代から90年代にかけて大流行した髪型です。当時のソバージュは、ワンレングスなどのロングヘアのベースにきつめのカールを均一にかけることでワイルドな印象で、外国人風のヘアスタイルに憧れる多くの女性たちがこぞって夢中になっていました。

ネオソバージュとは？

画像提供／佐藤琳太郎（GARDEN omotesando）Instagram：rintaro_sato0

今回ご紹介する「ネオソバージュ」とは、1980年代の雰囲気を現代風にアレンジしたソバージュのこと。1980年代のソバージュが根元から毛先まで強めで細かいパーマなのに対して、今どきのネオソバージュはカールの強弱をコントロールできるのが特徴です。ふんわりゆるめなウェーブなら毛流れもナチュラルでスタイリングもしやすく、トレンド感のあるスタイルながら誰でもトライしやすい髪型へと進化しました。

ネオソバージュのメリット

■再現性が高く、スタイリングに手間をかけなくても理想のスタイルが簡単に手に入る
■アレンジが利きやすく、サッとまとめただけでおしゃれに仕上がる
■ボリュームが出るためどんな人でも華やかに見える

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ネオソバージュはパーマの強さを調整できるので、実は、ON・OFFもOKな優秀ヘアなのです！

切りっぱなしボブの波巻きネオソバージュ

切りっぱなし感がこなれて見えるショートボブは、パーマをきつくあてすぎずにふんわりと柔らかく、ゆるく波巻きにして今風のゆるふわネオソバージュに。短めにカットした前髪は、根元から強めにかけたグラデーションカールで毛先に動きをだし、今っぽくするとキュートな印象になります。全体はゆるく、けれどソバージュ感がだせるのは、ショートレングスだからこそ楽しめるスタイルです。

【30代・40代でも似合うポイント】

ポイントは、短めにカットした前髪。3段階のグラデーションをかけたウェーブは毛先がランダムに重なりあうことで遊びが生まれ、一気に今っぽく。年齢を重ねてペタッとしがちな前髪にも動きがでて表情が豊かになります。前髪は眉毛が見えるくらい思い切って短くすると、かわいらしさがさらにアップ。

カット技術に定評のあるトップスタイリスト。じっくり丁寧なカンセリングによってなりたい女性像を叶える。悩みやコンプレックスを解消しながら、さらに似合わせヘアを得意とする。

ウルフヘアのMIXウェーブネオソバージュ

襟足を長めにとることで色っぽい雰囲気をまとったくびれウルフは、内側は大きめのカールをしっかりかけ、髪の表面は細かいウェーブとMIXウェーブにすることでまとまり感がアップするネオソバージュに。ブローによってカールをゆるめることも簡単で、オン・オフなどのTPOにあわせてアレンジが利きやすいのもうれしいポイント。

【30代・40代でも似合うポイント】

長めの前髪と顔まわりにいれたたっぷりのレイヤーが、フェイスラインのカバーに絶大な効果を発揮。また、自然な立体感とメリハリがおしゃれなくびれウルフは、今までのボブスタイルに飽きてきた人にもおすすめです。

ジェンダーレスなヘアを得意とし、男性からの指名も多い。いつも「新しいヘアの提案」を意識し、ヘアスタイルを変えて変身することの楽しいサイクルをイメージ。アシスタント時代から撮影やヘアショーへ数多く携わりメイクも担当する。

ミディアムヘアのエアリーなネオソバージュ

毛量調整によって量感を軽くすることで動きをつけ、カットラインを重めに仕上げた鎖骨下のミディアムヘアは、トップから毛先まで全体にしっかりウェーブをかけたネオソバージュに。スタイリング剤をもみ込むだけで、ペタンとしがちな髪にボリュームとエアリー感を簡単に再現することができます。シースルーバングと組み合わせることで、よりアクティブで軽やかな雰囲気にも。

【30代・40代でも似合うポイント】

根元からの均一なウェーブはボリュームが簡単に作れるので、髪のハリやコシが低下してくる大人にこそぴったり。さらに、スタイリング剤をもみ込むだけでふんわり感が完成する手軽さや、うねりをそのまま生かせるなどのメリットも。

ボブからミディアムのヘアアレンジしやすい長さを得意とし、取り入れやすいスタイリング方法で飽きがこないヘアスタイルを提案。顔まわりのカット方法や、髪質を柔らかくみせるためにカットを工夫するなど、毎日の髪の扱いやすさへのこだわりも。

ロングヘアの重め重心ゆる巻きネオソバージュ

ロングヘアでカールの強いパーマに挑戦するには勇気がいる……という方や、ネオソバージュ初心者におすすめなのが、大きなカールで仕上げたゆるネオソバージュ。重め重心のレトロな雰囲気のウェーブとゆるめのカールでアンニュイな雰囲気に。顔まわりは内巻きのカールにすることで骨格補正の効果もあり、顔型や髪質を選ばずに誰でも似合うスタイルになります。

【30代・40代でも似合うポイント】

あえて根元は巻かずにゆるカールのソバージュにすることで、どんな人にも調整しやすいスタイルに。顔まわりにランダムな動きをだすことで、輪郭の補正や小顔効果も生まれます。

「お客様と一緒になってヘアスタイルを変えていくことを楽しんでいきたい！」という想いをベースに、柔らかい印象のボブスタイルなど、大人の女性のヘアスタイルを得意とする。その再現性と優れたスタイルに定評があり、自分になかなか手間と時間をかけられないママたちからの指名も多い。

【ネオソバージュのスタイリング方法】基本のスタイリングと、ON・OFFの３パターンをご紹介

■基本のスタイリング方法

①スプレーで髪を全体をぬらす

スタイリング剤をつける前に、スプレーなどで髪全体を適度にぬらす。

②根元からふんわりと髪を乾かす

カールを伸ばしすぎないように、空気を含ませるように根元からふんわり乾かすのがコツ。

③ミルク状のスタイリング剤を毛先からもみ込む

髪のパサつきを防ぐため、スタイリング剤はやや多めに使用するのがポイント。ミルク状のスタイリング剤を手のひらに500円玉大と多めに取り、髪を下から持ち上げるようにして毛先になじませる。

④トップにもスタイリング剤をもみ込む

最後に、そのまま手に残ったスタイリング剤をトップにも塗布する。ボリュームをだすようにもみ込むとパーマがしっかり再現されて◎。

ネオソバージュの基本のスタイリングが完成♡

ぬれたような艶やかな質感と、カール感が美しいナチュラルな仕上がりに。

▼使用したスタイリング剤はこちら

N. スタイリングセラム 94g ￥1980／ナプラシアバターとボタニカルエキスを配合。手のひらによくのばしてから毛先になじませることでぬれたような質感に。美容室専売品。

■ONの日のスタイリング方法

①スプレーで髪全体をしっかりめにぬらす

ゆるカールに仕上げたいので、カールを伸ばすために、根元を中心にスプレーなどで髪全体をしっかりめにぬらす。

②髪を乾かす前にヘアオイルをつける

100円玉大のヘアオイルを手のひら全体になじませ、トップから毛先全体にまんべんなくオイルを行き渡らせる。

③やや髪を引っ張りながら髪を乾かす

ポイントは、カールを伸ばすようにやや引っ張りながら髪を乾かすこと。

④ジェルでツヤを出し、カールのリッジを立たせる

100円玉大のジェルを手のひら全体になじませ、毛先から全体にもみ込む。ぬれ感とカールを際立たせる。

お仕事OKなゆるカールのスタイリングが完成♡

ボリュームを抑えたゆるやかなカールが印象的な、こなれヘアの完成。

▼使用したスタイリング剤はこちら

ミエル グロスオイル 80ml ￥3190／GARDEN ideal SERIES束感とツヤ感をプラスする100％ナチュラル由来のスタイリングオイル。伸びの良いサラッと軽い使用感でセミウェットな仕上がりに。ハンドやボディオイルとしても使用できる。

ダンスデザインチューナー モダンシマー 80g ￥1980／アリミノ束感と適度なぬれ感をキープするトリートメントオイルジェル。べたつくことなくカールを素早く再現。

■OFFの日のスタイリング方法

①スプレーで髪全体をしっかりめにぬらす

くっきりとカールを再現するため、髪全体をスプレーなどでたっぷりとぬらす。

②髪をハーフドライにして、ムースをつける

ピンポン玉大のムースを手のひらに取り、髪の内側にもみ込むようになじませる。

③髪を乾かして、追いムースをつける

もう一度、ピンポン玉大のムースを取り、今度は髪の表面になじませてウェットな質感に仕上げる。

休日はカール強めのグッとおしゃれなスタイリングが完成♡

大人っぽくもクールにもきまる、エッジの効いた洗練スタイルに。

▼使用したスタイリング剤はこちら

ウェーボ スプリングパフ 200g ￥1320／デミ コスメティクス程よいセット力でカールをキープするムース。潤いをたっぷり含んだウェットットな質感とニュアンスのあるスタイルが簡単。

撮影／天日恵美子 モデル／田邉柚希、Momo、岡本涼香、小川莉央 ヘア&メイク／今野佑哉、金澤 侑、加藤ゆりえ、石原 萌 取材・文／轟木あずさ 企画・構成／足立舞香（MAQUIA ONLINE）

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