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宮部みゆき「三島屋変調百物語」シリーズ 15周年記念グッズ

  • 2023.6.21

宮部みゆきさんの「三島屋変調百物語」シリーズは、江戸時代を舞台に、一風変わった百物語が行われる様子を描いた人気作。シリーズ15周年の今年6月には、角川文庫『魂手形 三島屋変調百物語七之続』(KADOKAWA)が、7月には単行本『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』(KADOKAWA)が二か月連続で刊行される。

そんな「三島屋変調百物語」シリーズ限定オリジナルグッズの販売予約がKADOKAWA公式オンラインショップ「カドカワストア」ではじまった。今回リリースされたのは「福を呼ぶおやこ袋」セットと、宮部さんの書き下ろし掌編が納められた「あやかし草紙」セットの2種。予約期間は2023年6月15日(木)17時から8月6日(日)23時59分まで。価格は「福を呼ぶおやこ袋」セットが5,500円(税込)、「あやかし草紙」セットが14,300円(税込)。

三島屋謹製・福を呼ぶおやこ袋

「福を呼ぶおやこ袋」は、作品の舞台となっている「三島屋」の荷印(ロゴマーク)をあしらった大小の袋物のセット。荷印は今回のグッズ製作にあたり、宮部氏の監修のもと正式に決定したものが刻まれている。

大きい袋は、信玄袋と呼ばれる紐通しが外に付いている形状で、長財布やタブレット、単行本などが入るサイズ。紺色のベースに白のロゴというシンプルなデザインだ。小さい袋は、薬や化粧品、タバコなどが入る、どこへでも持ち運びやすいサイズの巾着袋となっている。

書き下ろし掌編入り「あやかし草紙」

「あやかし草紙」は、黒白の間で第二の聞き手・富次郎が「聞き捨て筺」として使っている筺をイメージした文箱〈あやかし草紙〉に、蛇腹便箋、ノート、手鏡、そして宮部さん書き下ろしの掌編がついた、豪華5点セット。

文箱、ノート、手鏡には、創業200年の歴史をもつ老舗・和紙舗「榛原(はいばら)」が、本グッズのために特別に作製した和紙を使用。蛇腹便箋には、『よって件のごとし』の三好愛さんのイラストが使われている。

書き下ろし掌編を収録した小冊子(20ページ)では、百物語が語られる「黒白の間」の守り手である、お勝に関する、ここでしか読めない完全オリジナルストーリーを読むことができる。

〈宮部みゆきさんからのメッセージ〉
第九巻まで続いてきたこのシリーズでは、これまでにも素敵なグッズを作っていただきました。それでも、今回のグッズにいっそうの特別感があるのは、日本橋の老舗「榛原」さんのご協力を得て、作品のなかに登場する重要なアイテムをそのまま形にしたものだからです。蓋を開ければ、その中にはさらに秘密が......。どうぞお楽しみに!

■宮部みゆきさんプロフィール
みやべ・みゆき/1960年東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年に同書で司馬遼太郎賞、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、08年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award、23年菊池寛賞を受賞。

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