W不倫、私もしてみたい…42歳人妻がやるべき「夫以外の人と“安全に楽しめる方法”」

銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、今話題のW不倫のニュースを見てムラムラし出した42歳人妻。ちょうど飲み会で元クラスメイトに再会して…。佑雪さんが安全に楽しむ方法を教えてくれます！

お悩み：「あの女優さんみたいに…W不倫したいです！」

【クラブ佑雪】vol. 299

最近、私と同い年の女優さんがW不倫で話題になって、気持ちがザワザワしています。私も子どもがいますが、夫との関係は良好なものの、夜の営みはありません。女性として愛してくれる言葉もありません。そんな折、高校のときの同窓会の運営グループの飲み会で「今もきれいでいてくれて嬉しい。リョーコ（仮名）はずっとオレのマドンナだから」と言ってくれる人が現れました。

昔から特にかっこよかったわけではありませんし、今はすっかりおじさんになっている元クラスメイトです。彼にも妻子があります。それでもすごく嬉しかったし、ときめきました。だから、私のような一般人が言うのもおこがましいですが、あの女優さんの気持ちがわかるような気がすごくするんです。そして、私もあの飲み会以来、彼とLINEのやりとりが盛んになっています。彼が投げてくれる、女性として、心が潤う言葉をごくごく飲み干すような感じです。

こんなにも乾いていたんだ、欲していたんだ、と改めて自分の“飢え”に気付きました。私もあの女優さんのように一線を超えてしまいたいです。でも、バレたら…と思うと勇気が出ません。このまま終わると、一生後悔しそうな気がしています。どうしたらいいでしょうか？

（リョーコ 42歳既婚 営業）

「妻が女性として潤うには」

もう、どう生きたいか、どんな哲学で生きたいか、ですよね。幸か不幸か、日本は現在一夫一妻制。でも、日本でも江戸時代まではお妾さんや側室がいるのも普通のことでしたし、今だって世界を見渡せば、イスラム教が強い国を中心に一夫多妻が認められているところもたくさんあります。というように、その関係が不倫かどうかっていうのは、時代や国で変化するわけです。人間がある思想をもとに決めた枠なわけです。今、人権に対する考え方、問題への対応が国家規模でスピーディに変化してますよね？ ということは、枠自体が変わる可能性がめちゃめちゃあるわけです。

国境だって変わりうる世の中で、たかだかある一時代の、一国の枠にとらわれて、自分の欲望を閉じ込めたままでいいの？ ってなって、自分に素直に、自分らしく生きるというのもひとつの生き方だと思います。ただ、その結果に対しては当然、自分で責任を負うことになりますよね。それができるのか、どうか。もしくはバレずにやりきれるのか。

でもね、バレると思うんですよね。妻には口が裂けても言えないけど、“気づいてる”夫って、たぶん世間の想像よりたくさんいるんじゃないかな。女性と違って男性は鈍感で気づかないって、嘘ですよ。わたくしの周りでもよくいますからね。「うちの奥さん、ずーっときれいだけど、最近、特にきれいだし、浮気してると思う。間違いないと思う。え？ そんなこと怖くて言えないよ。ほかの男性に抱かれてても、愛は変わらないし、別れるつもりはまったくない。このままそばにいてくれるなら、目をつぶってる」って。その真偽はわかりませんが、たぶん、彼らの勘は当たってるんだろうなって、わたくしは思ってます。一緒に住んでたら、よっぽど無関心じゃない限り、パートナーの変化に気づかないわけ、ないじゃないですか。

だから、不倫はバレるのが前提でしょう。で、わたくし本人としては不倫はおすすめしませんが、もし、するのであれば、夫と話し合って、婚外恋愛OKの許可をとるというのも選択肢に加えてもいいのかなと。どうしても不倫したい。でも、バレた後が面倒。バレてからめんどくさい話し合いをしないといけないくらいなら、不倫する前に話し合うというのもひとつの選択肢だと思うんですよね。軽く「私が不倫したらどうする？」って投げて反応を見るのもいいと思います。ふざけた反応しか返ってこないなら、それはそれで、ひとつの反応。

安全で、なおかつ楽しめる方法としては…W不倫を妄想しながらの自慰。これしかないですね！ 脳内で夫を彼に変換しながら、夫婦で致すのも含めて自慰です。結局、快楽を味わうのは脳って言われてるじゃないですか。だから、脳でたっぷり堪能できるようになるまで、脳トレに励むのもいいんじゃないですか？ いろいろ考えた結果、それが一番おすすめですね！

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藤島佑雪（ふじしま ゆうせつ）
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運！美女になる方法』（文藝春秋社刊）。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ！ 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。

©Tetra Images/Gettyimages

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子