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「ぽーっ」としに行くユニークなホテル。【梅小路ポテル京都】で楽しむここだけの体験

  • 2023.6.18
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2020年10月オープンした、とってもユニークなホテル【梅小路ポテル京都】。「Potel (ポテル)」とは、港「Port」と「Hotel」の造語で、ホをポにすることで“円(縁)がつながるように”という願いが込められています。様々なタイプのフリースペースや銭湯スタイルの大浴場など、ここでの滞在こそ満喫したい。他とはちがうちょっと特別なホテルです。

滞在を楽しむホテル

ゆとりのある館内や、美味しいカフェ、楽しむためのアイテムをそろえた共有スペースなど、【梅小路ポテル京都】は日常から離れ、滞在することを楽しむためのホテルです。

「ぽーっ」としに行くユニークなホテル。【梅小路ポテル京都】で楽しむここだけの体験

▲ポテルのアプローチ

ホテルがある梅小路京都西駅は、京都駅から山陰本線で1駅。梅小路公園に隣接していて、隣りは京都水族館。京都鉄道博物館もすぐ近くです。

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▲玄関を入ると、吹き抜けになった開放感抜群のロビーラウンジ。正面の窓越しに梅小路公園の緑が映えます

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▲入口横にはホテルのフロントがあります

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▲かって京都の街を走っていた路面電車を見られるカフェは、外来の方も利用できます

カフェでは“世界最高品質”と称されるコーヒーを提供する川島良彰氏の「ミカフェート」のコーヒーをハンドドリップで提供。スリランカの最高級茶葉を使った人気の「ムレスナティー」の紅茶をはじめ、スイーツや軽食を用意。

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▲2階「Park(プレあわいの間)」

カフェを利用した人は、2階にある「Park(プレあわいの間)」を10時から14時30分まで利用できます。小さな子供が遊べるスペースもあって家族連れにも人気。15時からは宿泊者のみの利用で、卓球台も用意。広いスペースでのんびりしたり、ひと昔前の温泉旅館のように卓球に興じたりと、思い思いの時間を過ごせます。

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▲「写真から始まる旅」に誘われる旅心

エレベーターホールに飾られる素敵な写真は、ホテルから徒歩60分以内に行ける場所だったり、電車で1時間以内に行ける場所といったように、階ごとに異なる距離の写真が並びます。写真のQRコードを読み込むと、そこまでの行き方を紹介。新しい旅に誘われるコーナーです。

多彩で上質な客室を用意

テラスのついた客室や角部屋、木の温もりを活かした和モダンの部屋のほか、京都府の伝統工芸品や名産品を活かした丹後ちりめんや北山杉をテーマにした4タイプのコンセプトルームなど、多種多彩な客室を用意します。ここでは梅小路公園に向いたテラス付きの客室「ガーデンツイン」を紹介します。

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▲梅小路公園の眺望を楽しめる「ガーデンツイン」

31.6平米とゆったり過ごせる「ガーデンツイン」には、アイランドタイプの洗面を設置。水まわりと客室は扉で仕切ることができるのでプライバシーも保てます。室内にはテーブルと2脚の椅子を置き、景色を愉しめるようテラスにも椅子が置かれています。

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▲テラスから眺める“京都らしい風景”

5階のガーデンツインからは、梅小路公園の緑越しに京都のランドマークとて誰もが知る「東寺」の五重塔がよく見えます。まさに非日常を満喫できる部屋でした。

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▲館内履きにスリッパを用意

ポテルでは“銭湯”スタイルの大浴場やパブリックスペースの「あわいの間」など、館内を移動する機会が多く、スリッパを用意。室内着のままでレストランを利用できる気軽さも魅力です。

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▲アメニティには牛乳石鹸の“赤箱”を用意

客室に人数分用意される牛乳石鹸のしっとり赤箱は、市販品よりコンパクトになったポテルのオリジナル製品。お土産に持ち帰る方も多いとか。

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▲ガーデンツインなど一部の客室には、バスタブと洗い場があるバスルームがあります

もちろんバスタブのないシャワーブースのみの客室もあります。さらに、京都市内では多くの銭湯が今も営業していることから、京都体験のひとつとして銭湯“ぽて湯”を併設。ホテルとしてはとてもユニークな試みで、本格的でリアルな銭湯体験を楽しめます。

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▲5階のガーデンツインからは、五重塔のライトアップが見えました

「ルーフトップテラス」で京都の眺望を満喫

屋上の「ルーフトップテラス」からは、京都タワーや東寺、新幹線を見渡せます。テーブルや椅子も置かれ、ドリンクなどの持参もおすすめ。利用時間は15時から24時までと、4時30分から11時までです。

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▲京都タワーと、伏見のあたりまで続く東山の山並み

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▲五重塔と東海道新幹線を一緒に撮影できるベストスポット

「梅小路横丁」をのぞいてみたい

ホテルの敷地には、地元の方や梅小路公園に遊びに来た人も気軽に立ち寄れる横丁を設け、銭湯の「ぽて湯」と発酵食材専門のお店「梅小路醗酵所」があります。

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▲梅小路横丁の入口

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▲厳選した発酵食品を商う「梅小路醗酵所」

店内では味噌や醤油、麹や日本酒など、様々な発酵食材を販売。麹をつくる「麹室(こうじむろ)」もあります。健康や美容でも注目の発酵食品を確かめに行ってみてください。

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▲イートインコーナーも用意

酒米の甘酒や日本酒の飲みくらべメニュー、おつまみなども販売。全国の選りすぐりの日本酒も売られます。ブランコタイプのハンギングチェアーに座って、様々な麹製品を味わってみてください。

フリースペースで楽しむホテル

ポテル時間をゆったり過ごすフリースペースが「あわいの間」です。“あわい”とはAとBの交わる場所のことで、家に例えれば内と外が交わる縁側もそのひとつ。くつろぎの空間として、2階以上の各階に、ブック・ゲーム・ミュージックといったテーマにあわせた場所を用意します。フリードリンクのサービスもあり。滞在中、自由に“ぽーっとできる場所”です。

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▲2階から4階の吹き抜けに続く階段

ホテルでは隠されることの多い階段を、わざと目立たせた設計。その階段に隣接しているのが「あわいの間」で、階段を使って各階の「あわいの間」に行きやすくした造りです。さらに2階には生ビールやワイン、ソフトドリンクをセルフサービスで用意。客室にもっていくこともできます。 ※アルコール提供は15時から22時まで

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▲2階にあるあわいの間は「Book」

「Book」には、京都の書店「誠光社」の堀部篤史氏が選んだ書籍が並びます。旅や食、芸術など、様々なジャンルの書籍が並び、ただなんとなくページをめくるだけでも楽しめます。コーヒーを飲みながらのんびり読書にふけるのもいいですね。

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▲3階の「Game」にはボードゲームがそろいます

京都造形芸術大学の同級生3人が興したゲーム制作会社「TANSAN(タンサン)」の朝戸一聖氏がポテルに合わせてセレクトしたボードゲームを用意。自由に遊べるので、ついつい時間を忘れ夢中になってしまうことも。

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▲4階にある防音仕様の部屋「Music」

自然なサウンドを楽しめる奈良のスピーカーメーカー「listude」の12面体無指向性スピーカー「scenery(シーナリー)」を設置。京都の音楽レーベル「bud music」に所属するアーティスト、オオヤユウスケ氏と景山奏氏が、空間に合う音楽をセレクション。ジャズから歌謡曲まで、幅広いジャンルのLPレコードが並びます。

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▲5階は木材をふんだんにつかったスペース「Moku」

“まだ見ぬ京都へいざなう”をテーマに、オリジナルの「ポmap」を用意。自分が見つけたおすすめのお店や観光スポットなど、メモに書いて貼ることもできます。

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▲3階のドリンクスペースではこだわりのコーヒーを試せます

京都コーヒー界のカリスマと言われる「COFFEE BASE Co.,Ltd.」の牧野広志氏が、ポテルの過ごし方に合わせ3種類の豆を用意。

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▲豆を選んだらグラインダーを使って自分で豆を挽きます

誰もが本格的に淹れられる説明書を読みながら、自分で豆を挽いてドリップし、美味しい珈琲を楽しみます。朝食後にコーヒーを飲む方が多く、朝は意外に混み合います。雑味のない美味しい珈琲を淹れることができました。

「ぽーっ」としに行くユニークなホテル。【梅小路ポテル京都】で楽しむここだけの体験

▲ぽーっとできるポテル。のんびりと滞在するためのホテルです

ホテルでの滞在そのものを楽しみに行く。それが【梅小路ポテル京都】だからこその過ごし方です。そこで余裕をもってチェックイン。「あわいの間」や五重塔の眺望、フリードリンクをいただきながら、ぽーっと過ごしてみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:梅小路ポテル京都 https://www.potel.jp/kyoto/>

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