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『風と共に去りぬ』をスカーレット・オハラの視点で。林真理子が大胆にリメイク

  • 2023.6.18
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1936年に発表されたマーガレット・ミッチェルによる『風と共に去りぬ』。映画化もされ、今なお多くの人々を感動させている名作中の名作だ。

作家の林真理子さんも魅了された1人。中学2年生の時に寝食を忘れるほど夢中になったのだとか。そしてこのたび、林さんが『風と共に去りぬ』をリメイクした作品が発表された。2023年6月14日発売の『私はスカーレット』上下巻(小学館)だ。

本書は、原作のストーリーはそのままに、ヒロインのスカーレット・オハラの視点で再構成したもの。19世紀後半の南北戦争期に、南部ジョージア州の大農園タラに生まれたわがまま娘、スカーレットの一人語りで、16歳から28歳までの半生が綴られる。原作以上にダイナミックでスピード感溢れる極上のエンタメ小説だ。

刊行記念として林さんと女優・大地真央さんが作品の魅力を語りつくすスペシャル動画も公開されている。

https://www.youtube.com/watch?v=e3K8E68VPDw

さらに、『2分でわかる「私はスカーレット」』も公開されている。「興味があるけれど、名作古典は難しそう...」という方はぜひこちらを見てみよう。

https://www.youtube.com/watch?v=di-blkGIdu4

強く生き抜くヒロイン・スカーレットの魅力を再発見できる作品だ。波乱万丈な人生の物語に、きっとあなたも夢中になるはず。

■林 真理子さんプロフィール

はやし・まりこ/1954年山梨県生まれ。日本大学藝術学部卒。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーに。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で第94回直木賞、95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞を受賞。他に『葡萄が目にしみる』『ミカドの淑女』『美女入門』『anego』『下流の宴』『西郷どん!』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』『成熟スイッチ』など著書多数。2022年7月、日本大学理事長に就任。

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