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加入している人は要注意の保険って?一度入るとやめにくい!?「貯蓄型保険」とは

  • 2023.6.16

国民全員が加入している健康保険とは別の、民間保険の入り口にある選択肢が「貯蓄型」と「かけ捨て型」。〝毎月保険料を払っても、満期時に戻ってくるから貯金の代わりになりますよ〟というセールストークに乗せられて、中身をしっかり理解せずに契約してしまっていませんか? その違いを学んで、賢い選び方をしましょう!

「貯蓄型保険」ってどんな保険?

解約時、または満期時にお金が戻ってくる保険

出典: 美人百花.com

毎月の保険料を積み立てることで、解約時や満期時に解約返戻金がある貯蓄性の高い保険。 一方「かけ捨て型保険」は〝払いっぱなし〟でお金が戻ってこない分、安いのが特徴。

「貯蓄型保険」のメリットとデメリットは?

出典: 美人百花.com

メリット:長期間加入すればわずかだが返戻金が増える

20年、30年と続けていくことで支払った保険料(元本)より返戻金の方が増えていきますが、最近ではその利率は以前よりも低い傾向。元本割れしなくなる契約期間やどれぐらい増えるのか、契約時にしっかり確認することが必要。

デメリット:かけ捨て型と比べて保険料が高い

返戻金がある分、同じ保障内容でも、かけ捨て型保険よりも保険料が高くなってしまいます。しかも内訳がわかりにくいことが多く、保障内容が見合わないといったことも少なくありません。内容まできちんと見て、比較検討を!

デメリット:途中解約すると返戻金より支払った額の方が多くなる

保険料が負担になったり、ライフスタイルの変化により途中解約したいとなった場合、お金が増えると思って契約していた保険でも、元本割れといって、支払った保険料より返戻金の方が少なくなるケースが多くあります。

結論:「保障」と「貯蓄」は別々に考えましょう!

出典: 美人百花.com

お金を増やしたいなら確実性の高い運用を

貯蓄型保険は保障と貯蓄を備えた商品といえますが、コストが高く効率的な貯蓄には向きません。お金を増やしたいなら来年から拡充されるNISA制度が効果的。元本割れが心配な場合は、金利が高い個人向け国債やネット定期預金などを活用して。

保障を求めるならコスパのいいかけ捨て保険を

自分に必要な保障を備えたかけ捨て型保険でコストを抑えましょう。すでに貯蓄型保険に入っている場合、元本割れしてでも解約し、かけ捨て型保険に変更するか、元本が保証されるまでの期間によっては、確実に貯蓄しながら保険を続ける手もアリ。

こんなうたい文句には気を付けて!

「保障もあってお金も貯められる」

「普通預金に預けておくより増える」

「投資だと元本割れする可能性がある」

教えてくれたのは

(株)Money&You取締役 ファイナンシャルプランナー

高山一恵さん

結婚、出産など多くの転機が訪れる女性にこそお金の知識が必要と、女性目線のマネー事情をわかりやすく発信。豊富な知識をもとに、講演や執筆、マネー相談を行う。顧客にはアラサー女子も多数! 「美人百花」本誌にて、「賢く生きるレディのためのマネーサロン」を連載中。

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掲載:美人百花2023年6月号「賢く生きるレディのためのマネーサロン」

監修/高山一恵 取材・文/鹿志村杏子 再構成/美人百花.com編集部

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