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子供へのお小遣いはみんな渡しているもの?その平均は?【2023年アンケート調査】

  • 2023.6.14

子供も小学生に入るなどすると、社交性も高まってきたり欲しい物が出てくるなどしてお金を必要とする場面も出てくるもの。 そうなると、親としてお小遣いを渡すようにしたほうがいいのか考えることもあると思います。

そこでここでは、株式会社ビズヒッツがおこなったアンケートによる小学生の子供のお小遣いに関する意識調査結果を見ていきましょう。

世の中的に、お小遣いを渡しているものなのか、渡している人たちは子供の年齢別にいくらほどお小遣いとして渡しているのかを解説します。

小学生の子供へのお小遣い

 

まずは子供に対するお小遣い事情について解説します。

小学生のお子さんにお小遣いを渡していますか?
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小学生の子供がいる親500人に「お子さんにお小遣いを渡しているか」を聞いたところ、「渡している」と答えた人が66.8%。 小学生でお小遣いを渡し始めるご家庭が多いとわかります。

学年別の結果
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高学年になるほどお小遣いを渡しているご家庭が多くなっており、5~6年生では8割近くにのぼりました。

お小遣いの渡し方は?

 

お小遣いの渡し方として最も多いのが、「定額制」の39.2%。 次にお小遣いを渡していると回答した親御さん334名に「お小遣いの渡し方」を聞きました。

最も多い渡し方は定額制
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次にお小遣いを渡していると回答した親御さん334名に「お小遣いの渡し方」を聞きました。 その結果、最も多いお小遣いの渡し方は39.2%の回答が集まった「定額制」という結果に。 週1回や月1回など決まったタイミングでお小遣いを渡しているご家庭が多いようです。

ここからは、どのしてその渡し方をしているのか、その理由について渡し方別に見ていきましょう。

1位 定額制

・月1回の定額制。決めた額以外は渡さないようにしています(30代 男性 小学3年生) ・月に400円ずつ。1年生から100円ずつアップ(40代 女性 小学4年生) ・月1回、本人名義の銀行口座に振り込み(40代 女性 小学6年生)

月1回、給料日や月初・月末などキリのいい日に、現金で渡しているご家庭が多いようです。

中には「週300円」「1日50円」など小分けにして渡しているご家庭や、銀行振込をしている人も。 銀行振り込みにすれば「ATMでお金を下ろす」「通帳を管理する」といった経験もできますね。

2位 報酬制

・お手伝いの内容によって、1回50円などの報酬制(30代 女性 小学1年生) ・テストで100点を取ったらシールがもらえ、一定数たまったら1,000円と交換できる(40代 男性 小学5年生) ・勉強を頑張れるように、良い成績を取れたら渡す「報酬制」にしています(40代 女性 小学4年生)

お手伝いをしたり勉強や習い事を頑張ったりしたときに、報酬としてお小遣いを渡しているご家庭も多いとわかります。 お手伝いや勉強のモチベーションをあげてほしいという思いがあるのでしょう。 「お手伝いのメニュー表」や「点数ごとの報酬一覧」をつくり、金額をきっちり決めている人もいます。

3位 都度制

・ゲームセンターなどで渡している(30代 女性 小学1年生) ・友達と駄菓子屋に行くときに渡す都度制(30代 女性 小学5年生) ・親子で話し合って、必要なものなら渡す(40代 男性 小学1年生)

「欲しいものがあるとき」「友達と遊びに行くとき」「イベントごと」などその都度渡していますが、子供の求めにすべて応じるのではなく必要かどうかは話し合って決めるという声もありました。

4位 定額制+報酬制

・月1回1,000円渡しています。またお手伝いをしたら、50円ずつ来月のお小遣いが増えていきます(30代 女性 小学1年生) ・月1回の定額に加えて、手伝いをした時に臨時報酬で与えています(40代 男性 小学3年生) ・月1回の定額制と、「お手伝いや良い成績を取ったら◯円」のような報酬制を組み合わせている(50代以上 女性 小学6年生)

月1回などの定額制に、手伝いや成績によって報酬がプラスされる「定額制+報酬制」。 子どもにとっては、毎月もらえる安心感と、頑張ったらお小遣いが増えるやりがいがありますね。

なお、少数ですが「定額制だが、勉強やお手伝いをしなかったら減額する」という「定額制+減額」というシステムを採用しているご家庭もありました。

5位 定額制+都度制

・定額制と、友達と遊ぶときにあげる都度制(30代 女性 小学3年生) ・基本は月1回の定額制。「定額のお小遣いでは足りないけど、どうしてもほしいものがあるとき」は、都度渡すようにしています(40代 女性 小学2年生)

基本的には定額のお小遣いでやりくりするものの、どうしても足りない場面が出てきたときには都度渡すというパターンですね。 都度渡しが頻繁にならないよう、「申請書を提出させたうえで、家族で話し合う」などの工夫をしている人もいました。

お小遣いを渡している理由
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続いて子供にお小遣いを渡していると回答された334人に「お小遣いを渡している理由」を質問しました。

その結果は、 1位「やりくりを身につけてほしい(100人)」。 以下に2位「金銭感覚を身につけてほしい(92人)」、3位「お金の大切さを知ってほしい(40人)」、4位「仕事の疑似体験をさせたい(35人)」と続きました。

お小遣いを通して、マネーリテラシーを学ばせたいと考えているご家庭が多いとわかります。 学校でもお金について学ぶ場面はありますが、実際のお金を使う経験ができるのは家庭や学校外だからでしょう。

1位 やりくりを身につけてほしい

・お金のやりくりを学んでほしいからです(30代 男性 小学4年生) ・お金の管理、収支をきちんと把握してもらいたいため(40代 女性 小学4年生) ・持っている金額内でやりくりすることを覚えて欲しいので(40代 女性 小学6 年生)

定額制や一括制のお小遣いであれば、「限られたお小遣いの中で、ほしいものに優先順位をつけて買い物する」という経験ができます。 「欲しいものを買うために我慢してお金を貯める」など、お金についての計画性を身につけさせるため、お小遣いの管理をさせているご家庭が多いとわかります。

2位 金銭感覚を身につけてほしい

・小遣い帳をつけさせ、金銭感覚を身につけさせるため(30代 女性 小学1年生) ・「何を買えばいくらお金が減る」などの金銭感覚を身につけてもらいたいから(40代 女性 小学5年生)

お金に対する感覚は人やご家庭によりさまざまでしょうが、「我が子には、浪費家になってほしくない」という願いは共通していると考えられます。 お小遣いを使って自分で買い物することで、モノの値段を実体験で知り、「使ったらお金は減ること」もわかります。 実際にお金を使わせて、適切な金銭感覚を身につけてほしいと考えているご家庭が多いようです。

3位 お金の大切さを知ってほしい

・お金の大切さを学ばせるため(30代 男性 小学1年生) ・お金の大切さをわかってもらうため(40代 女性 小学6年生)

お金で好きなものが買えることがわかれば、お金の重要性にも気づくでしょう。 また「頑張って貯めたお金でモノを買うことで、モノを大切にする気持ちを育みたい」という人もいました。

4位 仕事の疑似体験をさせたい

・「働いたらお金をもらえる」という社会勉強のため(30代 男性 小学2年生) ・「働いて報酬を得ること」を学ばせたいので(40代 女性 小学6年生) ・自分のやったことがお金にかわる感覚をつけるため(40代 男性 小学5年生)

何もしないでお金はもらえないと学ばせるためにお小遣いを活用している人も多くなりました。 仕事を疑似体験させたいなら、「報酬制」が向いています。

ただし「学校に行ったり勉強したりするのが子どもの仕事なので、日々の生活に対して定額制で渡している」という人も。 給料を連想されるシステムですね。

5位 お金の使い方を学んでほしい

・最近ではキャッシュレスばかりになってきているので、お金の使い方をしっかりとわかって欲しいと思っているから(30代 女性 小学1年生) ・物を買うことや支払いに慣れるようにするためです(40代 女性 小学6年生)

お金でモノを買う体験をさせたくて、お小遣いを渡している人もいました。 現金で買い物すると、使ったらなくなることが感覚でわかります。

6位 友だちと遊ぶときに必要

・友達がお菓子などを買っているときに、買えなかったら可哀想だから(30代 男性 小学5年生) ・友達と一緒に遊んでいるとき、「自分だけほしいものが買えない」という惨めな思いをさせたくない(30代 女性 小学6年生) ・子ども同士で遊ぶときに、自販機で飲み物を買うことがあるから(40代 女性 小学3年生)

小学校高学年くらいになると行動範囲が広がり、友達と遊ぶときにお金が必要になるケースもあります。 そうなるとお菓子や飲み物などは家から持っていくことも可能ですが、「友達が買っているときに自分だけ買えないのはかわいそう」なのでという意見も多くみられました。 周りの友達に合わせるためお小遣いが必要と考える親御さんもいるようですね。

7位 欲しいものを買えるように

・お小遣いを貯めて、ほしいものを自分で買わせるため(30代 男性 小学1年生) ・ほしい月刊誌を買うため(40代 女性 小学5年生) ・ほしいものがあるときに、自分で買えると嬉しいと思うから(40代 女性 小学6年生)

「お小遣いの使い道は自由」としていれば、欲しいものがあるときにいちいち親の意見を聞かずに購入できます。 「欲しいものを親に気兼ねせず買ってほしい」という思いで、お小遣いを渡しているご家庭もあるとわかりました。 またコツコツお小遣いを貯めて少し高額なものを買えたら、達成感も味わえるでしょう。

毎月のお小遣いの平均額

 

最後に小学生のお子さんに渡している「毎月のお小遣い額」を聞きました。

平均額とボリュームゾーン
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平均額は1,103円。 ただしボリュームゾーンは301~500円で、「1,000円以内」のご家庭が7割以上を占めました。

なお学年別に集計したところ、毎月のお小遣いの平均額は以下の結果になりました。

学年別の平均額
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やはり学年があがるほどお小遣いの平均額も上昇しており、低学年と高学年の間には500円以上の差がありました。

調査概要

調査対象:小学生のお子さんがいる親 調査期間:2023年5月24日~6月1日 調査機関:自社調査 調査方法:インターネットによる任意回答 有効回答数:500人(女性345人/男性155人) 回答者の年代:20代 4.0%/30代 48.4%/40代 45.0%/50代以上 2.6%

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